イカとサヤインゲンの温サラダで梅雨対策。【心と身体を元気にする、薬膳レシピ】
料理家・国際中医薬膳師のちづかみゆきによる、季節に合った、おいしくて身体にいい薬膳レシピをご紹介。
6月に入り、“梅雨入り”が話題にのぼるようになりました。雨の季節もまもなくです。
梅雨時はむくみやだるさ、頭痛、関節痛などを引き起こす湿度への対策と、そんな湿度によって傷めやすい「脾」(消化器)のケア、そして鬱々としたお天気で滞りやすい気を巡らせることが大切になります。
そこでご紹介するのは旬のスルメイカやサヤインゲン、ミニトマト、実山椒を使ったレシピ、「スルメイカとサヤインゲン、ミニトマトと実山椒のドレッシング」です。ボリュームあるホットサラダのようなお料理。前菜としても、軽いメインディッシュとしても楽しんでいただけると思います。
さて、そんなこのレシピのポイント食材はサヤインゲンです。サヤインゲンは胃腸の働きを整え、体内に入り込んだ湿気を除いて元気を補うことで、湿気による疲れやだるさをサポート。キュウリなどの瓜類も水分代謝を整えますが、瓜と違って身体を冷やさないのがよいところです。とはいえ暑い日もあるので、そこはミニトマトが必要な水分を補って渇きを癒し、こもった熱を冷ます役割を担います。合わせたタンパク質はスルメイカ。イカは血や潤いを補い、女性のリズムを整える働きがあるため女性にとってはとてもうれしい食材。そこに実山椒を合わせました。爽やかさが気の巡りを促し、季節特有の重たさをリセットします。実山椒は下処理(指で潰せるくらいまで茹でた後、何度か水を変えながらさらしてあく抜き)し、しっかりと水分をペーパーで除いて冷凍保存しておくといつでもすぐに使えて便利です。
とてもシンプルなレシピですが、イカの火入れにはコツがあります。ヤリイカなどは比較的どんな火入れをしてもおいしく仕上がるのですが、スルメイカは硬くなってしまった経験、ありませんか? 硬くなりそうだからと弱火で火入れすると余計に失敗しがちです。しっかりとフライパンを熱し、強火で表面をさっと火入れして、中は余熱で通すくらいがおいしく仕上げるコツ。そうすると中はむちっしていて甘さも感じられ、イカらしいおいしさが楽しめます。ぜひ試してみてください。
スルメイカとサヤインゲン、ミニトマトの実山椒ドレッシング

【材料】(2人分)
スルメイカ 1杯(可食部 約180~200g)
サヤインゲン 80g
ミニトマト 8~10個
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実山椒 大さじ1/2
塩 2つまみ
白ワインビネガー 小さじ1
エクストラヴァージンオリーブオイル 大さじ1と1/2
粗挽き黒コショウ 少々
【作り方】
1. スルメイカはワタと軟骨を除き、皮をむく。胴は1cm幅に切り、足は適当に切り分けて水分を除く。サヤインゲンは塩を加えた湯で1分ほど茹で、粗熱がとれたら斜め半分~3等分に切る。ミニトマトは4等分に切る。
2. ボウルにミニトマトとAを加えて軽く混ぜ、なじませる。(常温のままでOK)
3. フライパンをしっかりと熱し、オリーブオイル大さじ1/2(分量外)を入れる。イカに塩少々(分量外)をふり、一気に加える。表面が白くなり、中心が少し柔らかい程度にごくサッと炒め、火を止める。サヤインゲンを加えて余熱でなじませ、うつわに盛る。
4. 3に2をかけ、粗挽き黒コショウをふる。
「心と身体を元気にする、薬膳レシピ」
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