エムバペとエステル・エクスポシトのファッションが相性抜群なワケとは?

Culture

ワールドカップ以降、ふたりはまるで示し合わせたかのように調和したファッションで、公の場にたびたび姿を見せている。

パリ・モンテーニュ通りのジャックムスとディオールの店舗でショッピングを楽しむキリアン・エムバペとエステル・エクスポシト。(2026年7月24日、パリ)photography: Chekroune Yehiel/ABACA

注目すべき新たなカップル。ワールドカップが幕を閉じたばかりのいま、キリアン・エムバペとエステル・エクスポシトは、公の場に相次いで姿を現し、交際をオープンにしただけでなく、研ぎ澄まされたファッションセンスも披露している。そんなふたりの関係が注目を集めている背景には、エムバペがこれまで私生活をほとんど明かしてこなかったこともある。

パリのジャックムスのブティックに到着したキリアン・エムバペとエステル・エクスポシト。(2026年7月24日、パリ)photography: Chekroune Yehiel/ABACA

だが、注目を集める理由はそれだけではない。ふたりが常に、あえて合わせたようには見せないのに、どこか調和の取れた装いを披露してきたことも、その理由のひとつだろう。そのさりげない調和によって、それぞれの美学や個性を、自分らしい方法で表現することができている。ここには、SNSで広まった「スワッグ・ギャップ」という考え方は存在しない。これはカップルにおいて、女性のほうが常に男性よりもはるかにおしゃれに着飾っているべきだ、という概念だ。むしろファッションに関して言えば、女優であるエステルとアスリートであるエムバペは、まったく対等な立場にあるように見える。

モンテーニュ通りへショッピングに出かけた先週金曜日、キリアン・エムバペとエステル・エクスポシトが身に着けていた服装を見れば、そのことは一目瞭然だ。この日、サッカー選手のエムバペは、靴と色を合わせたチャコールグレーのショートパンツに、今シーズンのトレンドカラーであるバターイエローのTシャツを合わせていた。シンプルなスタイルながら、実はディオールによるもの。その装いは、スペイン人女優であるエステルの隣に並ぶことで、より一層その魅力を際立たせていた。一方のエステルは、淡いピンクの流れるようなシルエットのスカートに、黒のTシャツをイン。さらに、パンプス、ヘアバンド、バッグもすべて黒で統一し、アクセサリーとして取り入れていた。ここでは、どちらもパステルトーンのピンクとイエローが見事に調和し、ふたりのスタイルにロマンティックで、まさに夏らしい雰囲気を与えていた。そして同時に、ほんの少しの工夫だけでも、装いをファッション性の高い「ステートメントルック」へと昇華できることを、このカップルは証明してみせた。

そして、この控えめなスタイルこそが、キリアン・エムバペとエステル・エクスポシトの外出時のファッションにおける本当のモットーのようだ。ふたりは、奇抜さを詰め込んだ派手な装いよりも、1点または2点の存在感のあるアイテムを取り入れることを好んでいる。週末の後半、パリのレストランから出てきた際にも、カップルは新たなモードな姿を披露した。そのときエムバペは、鮮やかな赤の半袖シャツに、黒のパンツとスニーカーを合わせていた。一方、彼の腕を取るエステルは、胸元にカットを施した黒のトップスと、今季最もトレンドの柄であるドット柄のミディ丈スカートを身に着けていた。すべてを引き立てていた決め手は、彼女のネイルだった。恋人のトップスと同じ色に塗られていたのだ。これは、ふたりのシンプルでありながらエレガントなスタイルが、実は確かな洗練さを備えていることを示す何よりの証拠であり、それこそが彼らのシグネチャースタイルとなっている。そして、私たちはそんなふたりの姿をもっと見たいと思わずにはいられない。

From madameFIGARO.fr

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

  • text: Axelle Dusart (madame.lefigaro.fr)
  • translation: Hanae Yamaguchi