ハーラル5世に最後の別れ。王室一家の葬列に、実刑判決を受けたマリウスの姿も。

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8月31日、ノルウェー国王ハーラル5世の棺が、葬儀に先立ち、一般の人々が弔問に訪れることのできる王宮礼拝堂へと移された。行列を先導したのは、新国王ホーコン8世。その後に、子どもたち、妻のメッテ=マリット王妃、そして継息子のマリウス・ボルグ・ホイビーが続いた。

ノルウェーのホーコン8世国王とイングリット・アレクサンドラ王女が、王室の行列を先導。(2026年8月31日、オスロ)photography: Scanpix Norway/ABACA

ひとときの間、ノルウェー王室を取り巻く数々のスキャンダルは脇に置かれた。8月31日(月)、ハーラル5世の棺が「赤の間」を出て、王宮礼拝堂へと移された。9月9日水曜日に執り行われる葬儀までの数日間、一般の人々は故人のもとを訪れ、弔意を表すことができる。厳粛で静かなこのひとときは、葬列によって彩られた。先頭を務めたのは国王の首席補佐官で、クッションの上に王冠を載せて運んだ。その後に、ホーコン8世と、その娘であるインゲリッド・アレクサンドラ王女が続いた。

国王の遺骸を取り囲んだのは、ほかの王室メンバーたちでもあった。スヴェレ・マグヌス王子、マッタ・ルイーセ王女、そして彼女の3人の娘、リア、エマ・タルーラ、モード・アンジェリカ・ベーンも姿を見せた。ソニア王妃とメッテ=マリット王妃は手を取り合いながら、行列の最後尾を務めた。140人を超える王宮職員が並ぶ栄誉礼の列を前に、一行は「黄色の間」、鏡の間、日常用の食堂、「小広間」、そして「大宴会場」を通り抜け、礼拝堂へと到着した。

メッテ=マリット王妃の息子であるマリウス・ボルグ・ホイビーも行列に加わった。(2026年8月31日、オスロ)photography: Scanpix Norway/ABACA

注目を集めたマリウス・ボルグ・ホイビー

王室一行のなかで、ひときわ注目を集めた人物がいた。マリウス・ボルグ・ホイビーである。ノルウェーのメッテ=マリット王妃がホーコン8世と結婚する以前の交際相手との間にもうけた息子であるマリウスは、かねてからハーラル5世と非常に親しく、国王からは自分の孫のように思われていた。とはいえ、今回の葬送行列に彼が姿を見せたことには、驚いた人も少なくなかった。29歳のマリウスは現在、マリウス・ボルグ・ホイビー事件をめぐる大きなスキャンダルの渦中にある。

自宅軟禁の措置を受け、電子監視用の足輪を装着しているマリウス・ボルグ・ホイビーは、強姦と家庭内暴力の罪で実刑4年の判決を受けている。それでも8月31日(月)、国王に最後の別れを告げるため、外出を許可された。「検察当局は、国王の死去に関連してホイビーが申請した外出を認めるべきだと判断した」と、警察検察官のオダ・カルテルード氏はAFPに語った。また、彼は9月9日に執り行われるハーラル5世の葬儀にも参列する見込みだ。

From madameFIGARO.fr

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

  • text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)
  • translation: Hanae Yamaguchi