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INNISFREE
韓国・済州島へ、イニスフリーのものづくりの原点を訪ねて。
済州島の豊かな自然への敬意と、韓国の皮膚科学を融合し、肌本来の美しさを引き出すスキンケアを提案しているイニスフリー。この秋、その哲学とサイエンスを凝縮した「グリーンティーPDRN アドバンスド クリーム」が登場する。ブランドが誕生以来こだわり、大切に育ててきた信念とは? その物語をひもとくため、イニスフリーの原点の地である済州島を訪れた。

済州島のスピリットをスキンケアに宿して。
朝鮮半島の南西に位置し、温暖な気候や雄大な自然、ビーチサイドの光景などから “韓国のハワイ”とも呼ばれる済州島。火山活動により生まれた島は、国内最高峰の漢拏山(ハルラサン)を中心とする独特の地質構造を持ち、美しく豊かな生態系を築いてきた。2007年には「済州火山島と溶岩洞窟群」としてユネスコ世界自然遺産に登録されている。

イニスフリーのアイデンティティは、そんな済州島に根差したものだ。自社農園で育つ緑茶、火山から生まれた黒い玄武岩、島に冬の訪れを告げる象徴でもある椿など、済州由来のさまざまな原料を研究し、最適な形で製品に配合する。そして「コッチャワル(深い森)」と呼ばれる森林地帯——かつて火山活動で流れ出たマグマが冷え固まった大地で、土壌の少ない岩盤に根を下ろし、長い時間をかけて生い茂った植物たちの驚異的な生命力も、ブランドのインスピレーション。用いられる原料のみならず、済州島に息づくすべてがイニスフリーのものづくりに宿っている。
島内には、観光客も気軽に散策を楽しめるよう整備されたコッチャワルのコースもいくつか存在し、済州島の植物たちのエネルギーを身近に感じることができる。森の中は静けさに満ちた神秘的な雰囲気。自然と呼吸が深くなり、リフレッシュのひとときに。
緑茶の可能性を追求して生まれた、美容茶葉の力。
イニスフリーを語るうえで欠かせないのが、済州島の自社農園で栽培される緑茶だ。母体であるアモーレパシフィック創業者ソ・ソンファンが「失われてしまった韓国の伝統的な茶文化を確立したい」という強い想いで、不毛の地とされていたトルソンイ地区を1970年代に開墾。以来、無農薬で栽培される緑茶農園は島内3カ所、約330ヘクタールに広がり、スキンケア製品に最適な品種 “美容茶葉”も開発。イニスフリーというブランドが誕生する前から40年以上培ってきた緑茶研究のもと、茶葉のみならず花も実も根もすべて、化粧品や食用へと幅広く生かされている。


そして、イニスフリーの緑茶研究においてエポックメイキングとも言える成分が、緑茶由来の「グリーンティーPDRN™」だ。肌の修復や再生を促す成分として知られるPDRN。現在、主流はサーモン由来の成分だが、イニスフリーではトルソンイ茶畑で栽培する茶葉から発見した乳酸菌を培養し、2年がかりで植物由来のヴィーガンPDRNとして開発、処方を実現した。サーモン由来のPDRNと比較すると、分子サイズが10分の1で肌への浸透が高く、低刺激。炎症を抑えながらサポート力を高めるのが特徴だ(※原料特性に限る)。もちろん新製品「グリーンティーPDRN アドバンスド クリーム」にも、この成分が配合されている。
ブランドの世界観に触れるショップ&カフェへ。
ソグァン茶畑を擁する敷地には「イニスフリー チェジュハウス」が併設されている。ここには製品を購入できるショップや、ブランドの世界観を味覚で体験できるオーガニックカフェ、そしてアモーレパシフィックが展開するプレミアムティーブランド「O’SULLOC(オソルロク)」のレストランやティーセラーもあり、賑わいの絶えない済州島の人気スポットのひとつだ。
原料となる茶畑を、誰の目にも届く場所に開いている。それはブランドが安全なものづくりをしている何よりの証だろう。ソグァン茶畑のほかにも、島の南東に位置するハンナム茶畑では、研究所と工場、お茶の歴史や文化にアプローチするライブラリーなどを併設し、全方位的にお茶の魅力を発信する「O’SULLOC(オソルロク) ティー ファクトリー」が2026年にオープン。創業者から受け継がれた「茶文化の確立」という思いが、ひとつの形に結実している。
自然と融合しながら、素材の新しい価値を見つけること——グリーンティーPDRN™︎に続く成分の開発や、美容茶葉に次ぐ新品種の栽培など、イニスフリーの挑戦は歩みを止めることがない。さらにソウルにあるアモーレパシフィック R&I センターでは、傘下のさまざまなブランドとともに最先端の原料研究から分析・評価、処方開発までを実施。約500名の多様な専門分野を持つ研究員がコミュニケーションをとりながら、製品に向き合っている。建築家アルヴァロ・シザが宇宙船をモチーフに設計したセンターは、館内にリフレッシュスペースやアート作品を配し、社内保育園や家族向けのサポートも手厚い。柔軟な発想を大切に、惜しみなく研究支援をするこの環境で、緑茶の可能性はまだまだ尽きることがなさそうだ。
毎日のスキンケアにも、豊かな自然を感じて。
旅を終え、あらためてグリーンティーPDRN アドバンスド クリームを手に取る。こっくりと濃密なクリームは、肌にのせるとスッとなじんで、角層すみずみまで潤いを届ける設計。グリーンティーPDRN™︎のパワーはもちろん、一緒に配合されたカプセルレチノール(※1)、グリーンティーエクソソーム(※2)との相乗効果で、毛穴やシワの目立ちにくいツヤ肌へと導いてくれる。気になる肌悩みに全方位的にアプローチするから、エイジングケア(※年齢に応じたお手入れ)の第一歩として取り入れるのもおすすめだ。
※1 カプセルレチノール:レチノール、ペクチン、ゼイン、プルラン(全て整肌成分)
※2 グリーンティーエクソソーム:チャ葉小胞(保湿成分)

そしてスキンケアをしながら、目を閉じて、済州島の風景をたどる。コッチャワルの木々のざわめき、黒い火山岩のプリミティブな佇まい、遠くまで青々と連なっていく茶畑……。豊かな自然を肌に纏うように。忙しない日々でも、お茶をいれてひと息ついたり、深呼吸をする時間を忘れないように。イニスフリーのアイテムがそばにあれば、そんな大切なことをふと思い出させてくれるはずだ。
- edit: フィガロジャポン編集部