フランスでも人気爆発！「イカゲーム」出演のチョン・ホヨンの横顔。

Netflixシリーズ「イカゲーム」で女優デビューを果たした韓国の若きモデル、チョン・ホヨンの人気が爆発している。ルイ・ヴィトンは彼女をアンバサダーに任命した。

韓国の女優・モデルのチョン・ホヨンは、Netflixシリーズ「イカゲーム」のスターの一人。(ニューヨーク、2019年9月7日)  photo : Getty Images

ルイ・ヴィトンが10月6日、新しいアンバサダーの名前を発表し、27歳の韓国人チョン・ホヨンがフランスのファッションメゾンの新しい顔になった。「女優としてのキャリアをスタートさせると同時に、ルイ・ヴィトンのアンバサダーになることができて光栄です。インターナショナル・アンバサダーとして、ルイ・ヴィトンとこれからの瞬間を共有することを楽しみにしています」とホヨンは語っている。

チョン・ホヨン——数週間前には誰も知らなかった彼女の名前を、いまではみんなが口ずさむ。その理由は、9月17日から配信がスタートした、彼女が主役の一人を演じるNetflixシリーズ「イカゲーム」の世界的な成功にある。飛躍的な成長を遂げた若き女性の横顔を紹介しよう。

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完成されたモデル

チョン・ホヨンは、1994年6月23日に韓国のソウルで生まれた。身長177cm、わずか16歳でモデルデビューした。「食べていくためには何をすればいいのか、自分に問いかけました。それで、『あ、私は背が高いから、モデルをやってみようかな』と思ったんです」と、2015年にアメリカのヴォーグ誌に語っている。

良い選択だった。「Korea's Next Top Model」というTV番組に出演し、2位になったことで、一般人にも知られるようになった。それにより、韓国最大のモデル事務所、エスティーム・モデルズと契約することができた。

不機嫌な口元と鋭い眼差しは、すぐにヴォーグ、エル、ハーパーズ バザーなどのファッション誌の表紙を飾った。カメラの前でもランウェイでものびのびと振る舞う。派手な赤毛のロングヘアで知られ、バーバリー、シャネル、モスキーノなどの一流メゾンのランウェイを歩き、2017年にはにルイ・ヴィトンのショーにも登場している。モデルとしてのキャリアを順調に積んでいた彼女は、他の世界を探求することを決意した。

 

 

 

 

 

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働き者

2020年、チョン・ホヨンは俳優事務所「サラム・エンターテインメント」と契約した。「ニューヨーク・ファッションウィークの準備をしていた時に、代理店からオーディション・ビデオを送ってほしいと言われました。その間、食事以外にしていたことは、台本を読むことだけでした」と彼女は記者会見で語っている。台本のタイトルは？　「イカゲーム」だ。

シリーズの制作者によると、カン・セビョク役にこの若い女性を選んだのは当然のことだったという。「セビョク役にぴったりの人物はなかなか見つからなかった。しかし、ある日、オーディションテープが届き、そこに彼女の姿があった。彼女は私が探していた人物だったんです」と、ファン・ドンヒョク監督は動画で語っている。

目にくまをつくり、髪を短くしたチョン・ホヨンは、デザイナーズドレスを脱ぎ捨て、67という数字が入ったユニークな緑のジャージに着替えた。彼女が演じるのは、何百人もの参加者と生死を賭けたゲームに挑む脱北者だ。賞金は、借金を返済し、生活を変えるための資金。観客の心を掴む。

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謙虚であること

イギリスの音楽総合サイトNMEによると、彼女のInstagramアカウントはわずか3週間で1300万人のフォロワーを増やし、SNS上で最もフォローされている韓国人女優となった。

ホヨンは記者会見で、「視聴者の皆さんが私の演技を気に入ってくださったことを光栄に思い、感謝しています。しかし、よりよい女優になるためには仕事の経験を積み、学ばなければならないことがたくさんあると思っています」と語っている。

「イカゲーム」シーズン2はまだ発表されていない。しかし、一つだけ確かなことは、世界中の若い俳優たちが参加する成功への突破口争いで、チョン・ホヨンはすでに勝利しているということだ。