素敵なドレスに姉妹愛......。エル・ファニング、カンヌの思い出を語る。

Culture

アメリカの女優、エル・ファニングは16歳の頃からカンヌ国際映画祭の常連だ。レッドカーペットに登場するだけでなく、審査員も務めたことがある。そんな彼女がカンヌの魅力を語った。

2022年カンヌ国際映画祭にて、『トップガン マーヴェリック』のプレミア上映会で大階段に登場したエル・ファニング。(カンヌ、2022年5月18日) photography: Getty Images

子役の頃から活躍してきたエル・ファニングのインタビューを終えて感心しながらふと、そういえば彼女はいくつだったかなと思った。正解はまだ24歳。しかしすでに多くの大スターと共演してきている。『バベル』ではブラッド・ピットと、『Somewhere』ではベニチオ・デル・トロと、他にも『ネオン・デーモン』や『マレフィセント』等々。

エル・ファニングがカンヌの思い出を語ってくれた。初めてカンヌ国際映画祭のレッドカーペットを歩いたのは、ほんの16歳の頃だった。その3年後には同映画祭の審査員を務め、瞬く間にキャリアの幅を広げた。現在はロレアル パリのアンバサダーも務めている。最新作は『The Girl From Plainville(原題)』、米Hulu製作のドラマだ。

――女優としてどんな存在になりたい?

SNSが普及し、今日の女の子たちにとって、作られたイメージと現実の区別がこれまで以上に難しくなっています。わたしは、自分の姿をなるべくありのまま、見せるように努めています。自分を他人と比較してばかりいると、大きな闇に堕ちかねません。フィルターや画像編集が作り出すものは現実ではないのです!  女の子たちには、自分らしさを失わないでと言いたい。他人と違うことがあなたを特別な存在にしているのです。言うは易く行うは難しかもしれませんが、それでも頭の片隅に入れておいて損はありません。

――女性へ伝えたいメッセージは?

ご存じの通り、わたしの家族には女性が多く、姉や叔母、祖母、いとこ……皆、強くて自分の意見は曲げません。思ったことを常に口に出す女性たちに囲まれて育ったのはとても恵まれていました。ありがたいことに、母は私たち姉妹に幼い頃から意見をはっきり言うよう励ましてくれました。自分もずっと悩んでいたのでみなさんにこう伝えたい。「自分を表現することを恐れず、思ったことを遠慮なく言うべきです」と。

――出演ドラマ『THE GREAT〜エカチェリーナの時々真実の物語』のように女王になったらなにをしたい?

このドラマに出てから、女王になりたいか、よく聞かれるようになりました! そんな気持ちはありません。指導者の素質がないので! 世の中にやるべきことはたくさんありますが、大局的には、簡単ではありませんが、世界が平和に戻ってほしいと思っています。もう少し身近なところでは、もっと祝日を増やしたいです!

第75回カンヌ国際映画祭で大階段を上る前のエル・ファニング。(カンヌ、2022年5月18日)photography: Joli Studio

――フェミニスト的観点からロレアル パリに共感する部分は?

ロレアル パリは創業以来、女性をサポートしてきました。アンバサダーのひとりであることを光栄に思っています。ロレアルのスローガン、「私にはその価値があるから(Because I’m worth it)」には非常に強いメッセージ性があります。ロレアル パリがカンヌ国際映画祭オフィシャルパートナーとなって25周年、これを記念して素晴らしい女性アンバサダーたちが結集しました。そして誰もが思いやりと優しさと愛をこめて自分のストーリーを分かちあったのです。みんな自由だし、みんな違っていい。それがロレアル パリの願いです。

――これからの活動は?

数週間後にはロンドンで『THE GREAT〜エカチェリーナの時々真実の物語』第3シーズンの撮影が始まります。『The Girl From Plainville(原題)』の撮影は終わり、今年配信されます。まったく異なるジャンルの役です。

――カンヌ映画祭での一番の思い出は?

初めてカンヌに来てレッドカーペットを歩いたのは16歳の時だったのですが、こんなに大きなレッドカーペットは初めてでした。そして2019年、審査員として参加させていただいたのが、一番の思い出です。

――カンヌといえばかの有名な大階段ですが、どんな服で上がりたい?

昨夜はうっとりするほど素敵なアルマーニのドレスで、昔のハリウッドにいるような気分になりました。カンヌはそういう華やかな場所なのです。ドレスは薄いピンク色で体に沿ったシルエットがとてもきれいで素敵でした。

第75回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに登場したエル・ファニング。(カンヌ、2022年5月18日) photography: Getty Images

――思い出に残るカンヌのパーティーは?

『パーティーで女の子に話しかけるには』という映画でカンヌに来た時のことですが、パンク・ミュージックを流す海辺のパーティーが催されました。本当にクレイジーで、わたしはステージに立って汗まみれで思いっきり踊りました。とても楽しい思い出です。

――カンヌ国際映画祭は誰と一緒のときが楽しかった?

姉が『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演したとき、カンヌに来る機会があり、その時はわたしが審査員をしていた年だったのです。姉と一緒に、とても特別な時間を過ごしました。だから姉と一緒のときですね。

text: Océane Ciuni & Rebecca Zissmann (madame.lefigaro.fr)

この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/culture/220601-elle-fanning.html