72歳のアン王女、27歳のときに着たドレスで登場。

ロイヤルアスコット2日目の6月21日、イギリスのアン王女は45年前のドレスで登場した。

ロイヤルアスコットの2日目、72歳のアン王女は娘のザラ・ティンダルに伴われて登場。（アスコット競馬場、2023年6月21日）photography: Abaca

バック・トゥ・ザ70年代。イギリスで最も人気のある競馬イベント、ロイヤルアスコット2023の2日目、イギリス国王チャールズ3世の妹であるアン王女は懐かしい服で現れた。現在72歳のアン王女が着てきたのはブルーのヴィンテージドレス。ヴィンテージであることがわかるのは、同じ服を1978年、30歳の誕生日を迎える直前にも着ているからだ。

 

Queen of the rewear! How Princess Anne recycled a turquoise dress from 1978 for Royal Ascot https://t.co/SWbfjwM7lU pic.twitter.com/HIjiY51SrB

— Daily Mail U.K. (@DailyMailUK) June 23, 2023

 

競馬イベント2日目、青いドレスで登場したアン王女。（アスコット、2023年6月21日）photography: Getty Images

丸衿にボタンをあしらい、身頃部分はチェック柄。とてもエレガントなドレスだ。

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外交的なイベントから競馬イベントへ

若きアン王女がこの服を着たのは、母エリザベス女王とバッキンガム宮殿での行事に出席するためだった。当時ロンドンを訪れていたボツワナのセレツェ・カーマ大統領夫妻の表敬訪問に同席したのだ。

その時は黒のハンドバッグにジュエリーを控えめに合わせた地味なコーディネートだった。今回はブルーの帽子を被り、クリーム色のジャケットのボタンを留め、素敵なブローチもつけている。カルティエの「アクアマリン・パイン・フラワー」ティアラとお揃いのブローチで共に亡き母から譲りうけたものだ。昔の服をひっぱりだしてきたのはエコ的な発想からなのだろうか、あるいは単なる郷愁なのだろうか。いずれにせよ、アン王女がいつまでもずっとエレガントであることは確かだ。