夏の疲労回復と食欲増進に。ラフなサルシッチャとプラムのソテー。【心と身体を元気にする、薬膳レシピ】

FIGARO Wine Club

料理家・国際中医薬膳師のちづかみゆきによる、季節に合った、おいしくて身体にいい薬膳レシピをご紹介。


厳しい暑さが続いていますが、9月はそうでもないらしいとの報道。あと1か月、なんとかやり過ごさねば。

そこで今回は食欲がない人でもつい食べたくなり、気を補って疲労回復にも役立つ。そして(そこそこ)簡単な料理「ラフなサルシッチャとプラムのソテー」をご紹介します。サルシッチャと呼ぶほどのものではないのですが、肉団子でもなく、ぽろぽろとした挽肉料理でもないのでこんなレシピ名にしてみました。

プラム(すもも)は酸っぱくてそのまま食べるには苦手な人も、このレシピはその酸味を逆に活かして考えたので、おいしく食べていただけるのではないかなと思っています。プラムは品種によって、もともとの酸度が違いますが、いずれにしても熟しすぎていないものがおすすめです。今回はサマーエンジェルを使いましたが、ソルダムや太陽でも。レシピではライムを添えていますが、酸味が強いものならなくてもおいしいです。熟したものや酸味がおだやかなプラムの場合にはライムを添えてみてください。

さて、豚肉は気血や潤いを補うので夏バテ予防に推したい食材。プラムは身体に潤いを与えて渇きを癒し、暑さで失われた水分を補います。また身体にこもった熱も冷まし、胃腸の働きを助けて食欲を促します。青唐辛子の爽やかな辛味は冷たいものばかりで冷えているお腹を適度に温め、巡りと食欲増進を。

ジューシーなプラムや青唐辛子が豚肉をさっぱりとさせてくれるので、ワイン泥棒にならないか心配ではありますが、アルコールはほどよい量にとどめ、しっかり食べて、秋まで倒れずに乗り切りましょう!

ラフなサルシッチャとプラムのソテー

【材料】(2人分)
豚挽肉(粗挽きがおすすめ) 300g
プラム 2個(小さなものなら3個)
青唐辛子 1本

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塩 2つまみ
コショウ 適量

ナンプラー 小さじ1
エクストラヴァージンオリーブオイル 小さじ2
粗挽き黒コショウ 適宜
ライム 適宜

【作り方】
1. プラムはよく洗って種を除き、皮ごと大きめのくし形(6~8等分)に切る。青唐辛子は斜め薄切りにする。

2. 豚肉をボウルに入れ、Aを加えて箸でまとまってくるまでぐるぐると混ぜる。適当な長さのサルシッチャ風(ソーセージのような形)に成型する。

3. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、2を入れる。表面がこんがりと焼けたら木べらなどで一口大に崩し、中まで火を通す。

4. 3のフライパンにナンプラーと1を加え、さっと全体を絡めて(プラムは温める程度でよい)うつわに盛る。粗挽き黒コショウをふり、(酸味の少ないプラムの場合)ライムを添える。



「心と身体を元気にする、薬膳レシピ」
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ちづか みゆき

料理家・国際中医薬膳師

身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。