トランプ前大統領、エリザベス女王に「とても失礼」だと言われていた?

Culture 2024.09.02

10月1日に発売予定の書籍『A Voyage Around the Queen(原題)』で著者のクレイグ・ブラウンは、昼食の際にエリザベス女王がアメリカ前大統領について述べたとされる否定的な発言に触れた。

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ノルマンディー上陸作戦の記念式典に出席したエリザベス女王とドナルド・トランプ前大統領。 (ポーツマス、2021年1月18日) photography: Abaca

それは単なる軽い仕草だったかもしれない。しかし、イギリスのタブロイド紙の注意を引くことになった。2019年12月、バッキンガム宮殿を訪問したドナルド・トランプ前大統領とメラニア夫人に対するエリザベス女王とアン王女の奇妙な態度は、その場にいたジャーナリストたちの注目を集めた。会話が盛り上がりを欠いてきた頃、エリザベス女王は手を振って「次の人へ」と示すような仕草をし、その後、玄関にいたアン王女に次のゲストを迎えるよう合図した。

これに対して、アン王女は肩をすくめながら、彼女の後ろには誰もいないと主張した。「私だけよ」と冗談を言い、周りを笑わせたが、女王はその反応に明らかに不快感を示していた。また、数カ月前、女王のスピーチの最中にトランプ前大統領が居眠りしたことも記憶に新しい。その後、クレイグ・ブラウンが10月1日に出版する著書『A Voyage Around the Queen』で、エリザベス女王がトランプ前大統領を訪問中「非常に無礼だ」と感じていたことが明らかにされた。この発言は、トランプ前大統領の訪問直後の昼食中のものだったと『デイリー・メール』が報じている。

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何らかの取り決め

トランプ前大統領の訪問から数週間後、女王はあるゲストに対して彼を「非常に無礼だ」と感じたと語っていた。特に、彼が他にもっと興味深い人を探して女王の肩越しに目を向けることが気に入らなかったと述べた。女王はさらに、トランプ前大統領とその妻メラニア夫人との関係に興味を示していたと言われている。また、著者は「女王はトランプ前大統領がメラニア夫人と『何らかの取り決めをしているに違いない』と主張しており、さもなければどうして彼女が彼と結婚を続けているのか説明がつかないと考えていた」と述べている。

一方で、トランプ前大統領は女王とのやり取りを同じようには受け止めていなかったようだ。「トランプ前大統領は、自分が女王のお気に入りのゲストであったと確信していた」とクレイグ・ブラウンは書いている。エリザベス女王はトランプ前大統領夫妻をロンドンで2回迎えている。1回目は2018年7月、2回目は2019年6月だった。トランプ前大統領夫妻はロンドンでの滞在を楽しんだ。トランプ前大統領は後にFOXニュースで『女王との素晴らしい関係』について自慢し、『私たちは笑って楽しんだ。そして女王のスタッフは、女王は25年ぶりにこんなに楽しんだと言っていた』と語った。しかし、女王自身がこの意見に同意していたかどうかは不明だ。

text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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