シャネルの職人技を体感できるエキシビションが、9月終わりに東京へやってくる!
Culture 2025.06.12
2021年、シャネルによってパリに設立された複合施設 le19M(ル ディズヌフエム)は、2025年9月30日から10月20日まで六本木ヒルズ森タワー52階に居を構え、la Galerie du 19M Tokyo(ラ ギャルリー デュ ディズヌフエム 東京)として、インスタレーションや展覧会を開催する。

パリのル ディズヌフエムは、ファッションとインテリアを極めた約700人の職人や専門家が集結するユニークな複合施設。施設内にはラ ギャルリー デュ ディズヌフエムも併設され、招聘するクリエイターとの対話を通じて、職人たちの唯一無二の技術を伝承する展示するオープンスペースとなっている。
シャネルと日本を結ぶ歴史の新たなマイルストーンとも言えるラ ギャルリー デュ ディズヌフエム 東京は、互いへの尊敬と賞賛、そして共通のインスピレーションの上に築かれた。ガブリエル・シャネルの時代から日本の美学は多くのコレクションに浸透していたが、1978年に東京で初めて開催されたファッションショーや、2004年にオープンしたシャネル 銀座で開催された海外初のメティエダール コレクションショーなど、メゾンはさまざまな画期的なイベントを通じて日本へのオマージュを捧げてきた。
感嘆とサプライズ、そして対話が生まれる空間として企画されたラ ギャルリー デュ ディズヌフエム 東京は、3章で構成される、刺激や遊び心にあふれる自由な旅に訪れる人を誘う。「Le Festival(ル フェスティバル)」では、ル ディズヌフエムのメゾンダールの卓越した技術を紹介するインスタレーションを、建築家の田根剛が率いるAtelier Tsuyoshi Tane Architects(ATTA)が手がける。「Byond Our Horizons(ビヨンド アワー ホライズンズ)」は、日本とフランスの約30人の職人やアーティストによる作品を集めた没入型の展覧会。そのうちのいくつかはル ディズヌフエムのメゾンダールとのコラボレーションによるもので、安藤桃子、西尾洋一、緒方慎一郎、徳田佳世、アスカ ヤマシタがキュレーションを手がける。そして「Lesage 刺繍とテキスタイル、100年の物語」では、刺繍とツイードのメゾンであるルサージュの100周年を記念し、とくに印象的な作品を公開。
そのほかあらゆる年齢層を対象としたトークイベント、職人による実演、クリエイティブな体験型ワークショップも開催されるので、乞うご期待。この秋の予定にぜひ入れておいて。
会期:2025年9月30日(火)〜10月20日(月)
会場:六本木ヒルズ森タワー52階
入場無料
https://www.chanel.com/jp/fashion/event/opening-gallery-19m-tokyo-2025/
text: Natsuko Kadokura