英国に戻ったハリー王子夫妻、移住先候補で歓迎されず? 「ここにサーカスを持ち込まないで」
ハリー王子とメーガン夫人が正式に英国に戻ってきたなか、一部では、夫妻がコッツウォルズに移り住む可能性があるとのうわさが浮上している。だが、のどかな田園風景と洗練された雰囲気で知られるこの地域の住民たちは、夫妻の移住を前に、どうやら眉をひそめているようだ。
ハリー王子夫妻の英国帰国は、ファンの間で一定の歓迎ムードを巻き起こした一方で、眉をひそめる人々もいるようだ。BBCによると、ハリー王子とメーガン夫人は、先週8月26日(水)、英国の地に降り立った。現時点では、夫妻と子どもたち、アーチー(7歳)とリリベット(5歳)がどこに住む予定なのかは明らかにされていない。しかし、一部では、家族がイングランド西部のコッツウォルズに移り住むのではないかとのうわさが出ている。コッツウォルズは、多くの貴族や著名人が暮らす地域として知られている。この移住の可能性に対して、地域住民からは一定の警戒感も出ている。地元住民のひとりは、「ハリーとメーガンがここに移り住むという話は、単なる王室ゴシップの段階を過ぎ、今では村のあちこちや学校の周辺、さらには地元のWhatsAppグループでも、人々が実際に話題にするほどになっています」と、米エンターテイメントサイト「レーダーオンライン」に語っている。
英国王室を専門とするコラムニスト、キンジー・スコフィールドによると、コッツウォルズ北部の上流層は、ハリー王子とメーガン夫人の移住をそれほど歓迎していないようだ。「コッツウォルズの住民は、著名人をとても温かく受け入れてくれます。そこには暗黙の了解があるんです。『あなたたちが騒がずに普通にしてくれるなら、私たちもそっとしておきますよ』ってね」と、彼女は「ページ・シックス」に語っている。「皮肉なことに、ハリーとメーガンが移り住もうとしているのは、有名人が暮らすことに慣れた土地。でも、住民たちはセレブだからといって、まったく騒ぎません。近所のパブでリアム・ギャラガーに出くわしたって、誰も気にしないんです。」実際、コッツウォルズに暮らすデビッド・ベッカムやエレン・デジェネレスといったスターたちが気に入っているのも、まさにこうした点なのだという。
どこへ行っても、大きな見出しがついて回る
しかし、この地域の住民が懸念しているのは、ハリー王子とメーガン夫人が、ほかのセレブリティとは違う存在だということだ。夫妻は英国王室の一員であり、メディアやパパラッチに追われることも多い。そのため、英国西部に位置するこの地域に夫妻がやって来れば、そこに暮らす人々の穏やかな生活が乱される可能性もある。「まるで、『お願いだから、ここにサーカスを持ち込まないで』と言われているようなものです。ここの人たちは、有名人がいることには慣れています。でも、ハリーとメーガンはちょっと違います。どこへ行っても、大きな見出しがついて回る傾向がありますから」と、この王室事情に詳しい専門家は語った。
さらに、かなり大掛かりになるとみられる一家の警備体制についても、この地域に暮らす人々は懸念を抱いている。「人々が心配しているのは、小さな村々や狭い路地が多く、すでに通学時間帯の交通が非常に混雑している地域に、厳重な警備を必要とする一家が暮らすことで、具体的にどのような影響が生じるのかということです」と、地元住民のひとりは「レーダーオンライン」に語った。「警護車両や警備チームのこと、そしてハリーとメーガン、あるいは子どもたちが移動するたびに、交通がさらに困難になる可能性についても懸念が出ています。人々は、自分たちの日常生活を乱されたくないのです。」
緑豊かなコッツウォルズ地方
イングランド西部に位置するコッツウォルズ地方は、国内でも有数の美しい地域のひとつだ。そして、その絵画のように美しい風景に惹かれ、ますます多くのセレブリティがこの地に集まっている。
キンジー・スコフィールドによると、コッツウォルズの住民は、夫婦がメディアとのトラブルを避けるため、目立たないようにしてほしいと考えているという。さらに、地域の人々ときちんと溶け込めるよう、この地域の暮らしに適応することも望んでいるようだ。ハリー王子夫妻が自ら騒ぎを起こさなければ、住民たちはプライバシーを守り、目立たない生活を受け入れてくれるだろう。「それには節度が求められます」とキンジー・スコフィールドは付け加えた。「地域の人々に自分たちのプライバシーを守ってほしいと求める一方で、自らメディアの注目を集めるようなことをするのは望ましくありません。」
ハリー王子夫妻は英国に戻ってきて以来、どこに住んでいるのかは明らかになっていない。夫妻はこれまで非常に目立たないように行動することに成功しており、その姿勢は、すでにコッツウォルズの住民たちにも好印象を与えているに違いない。
From madameFIGARO.fr
※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
- text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)
- translation: Hanae Yamaguchi