シュワルツェネッガーの愛息子パトリック、ドラマシリーズでの活躍が話題に!
Celebrity 2025.03.06
アーノルド・シュワルツェネッガーの息子は、タイを舞台にした大ヒットシリーズのシーズン3でクセのあるキャラクターを演じ、観客を驚かせた。
ドラマシリーズ「ホワイト・ロータス 諸事情だらけのリゾートホテル」のプレミア上映でポーズを取るパトリック・シュワルツェネッガー。(ロサンゼルス、2025年2月10日)photography: ABACA
パトリック・シュワルツェネッガーは、ドラマシリーズ「ホワイト・ロータス 諸事情だらけのリゾートホテル」に出演し、テレビ界で大きな成功を収めている。超富裕層を風刺する、数々の賞に輝くHBO制作のこのドラマで31歳の俳優は、家族とともにタイの高級ホテルに滞在する傲慢な御曹司、サクソン・ラトリフを演じている。この役は、まさに彼にうってつけのキャラクターといえるだろう。というのも、パトリックはアーノルド・シュワルツェネッガーの息子であり、母親はジョン・F・ケネディの姪であるマリア・シュライバーなのだ。しかし、ハリウッドで自らの実力を証明しようと努力してきた若き俳優にとってこの華麗なる家系は、必ずしも容易なものではなかった。
裕福な家系
1993年、サンタモニカで生まれたパトリック・シュワルツェネッガーは、元カリフォルニア州知事アーノルド・シュワルツェネッガーとジャーナリストのマリア・シュライバーの長男だ。彼にはふたりの姉、キャサリン(35歳)とクリスティーナ(33歳)、1人の弟、クリストファー(27歳)、そして異母兄弟であるジョセフ・バエナ(27歳)がいる。ジョセフは、アーノルド・シュワルツェネッガーと元家政婦との秘密の関係の中で生まれた子どもだ。
母方の叔父には、第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ、さらに上院議員のロバート・F・ケネディとエドワード・M・ケネディがいる。アメリカの歴史に名を刻む名門の血筋を受け継ぐことを、パトリック・シュワルツェネッガーは誇りに思っている。彼は2月23日付の英日曜紙『サンデー・タイムズ』で、「自分が持つ人生や家族、両親、そして彼らから学んだ教訓や価値観にとても恵まれていると感じています」と語っている。
Big mans glasses are too fast & the high waisted pants!! And that pose!! Sheeeesh. Happy father day pops! Love yah. Hope I'm as cool as your are @Schwarzenegger pic.twitter.com/Few3OF1MpY
-- Patrick Schwarzenegger (@PSchwarzenegger) June 17, 2018
こうした価値観に導かれ、若きカリフォルニア出身の彼は15歳で自身初のアパレルブランドを立ち上げ、両親の支援を受けながら運営した。2016年にマーシャル・スクール・オブ・ビジネスを卒業すると、ハリウッドでの成功を目指すことを決意。しかし、当初は脇役にとどまっていた。2018年、ついにベラ・ソーンと共演した映画『ミッドナイト・サン〜タイヨウのうた〜』で初の主演を果たした。2019年にはサイコスリラー映画『ダニエル』に出演し、2020年にはSF映画『ワーニング』に出演した。テレビでは、2015年に「スクリーム・クイーンズ」のエピソード1に出演し、2022年にはコリン・ファースと共演した「ザ・ステアケース 〜偽りだらけの真実〜」に登場。さらに、2023年にはドラマシリーズ「ジェン・ブイ」にも出演した。プライベートでは、2014年11月から2015年4月までマイリー・サイラスと交際。現在は2015年から交際しているモデルのアビー・チャンピオンと婚約している。
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背負うには重い苗字
「ホワイト・ロータス 諸事情だらけのリゾートホテル」シーズン3の第1話が2025年2月17日にHBO Maxで放送され、パトリック・シュワルツェネッガーが主要キャストの一員として登場したことで注目を集めている。彼はまず、名高い父親のおかげで役を得たと非難する多くのファンに反論しなければならなかった。2月23日に『サンデー・タイムズ』のインタビューで彼はこう述べた。「一部の人は、私が10年間演劇のレッスンを受け、毎週学校で演劇を企画上演し、何時間も役柄に取り組み、オーディションで数百回も落とされてきたことをご存知ありません」。
そして、彼の有名な苗字についてこうも述べている:「もちろん、フラストレーションを感じることもありますし、その時は『自分の苗字がなければよかったのに』と思うこともあります。でも、その感情は一時的なものです。決して他の誰かの人生を生きたいとは思いません」。
クセのある役柄
これらの論争とは裏腹に、批評は絶賛の声が多い。パトリック・シュワルツェネッガーは、嫌われ者のキャラクターであるサクソン・ラトリフを見事に演じている。「サクソンは父親のために働き、自分の道を切り開こうとしています。彼は不屈の遊び人で、彼をバカだと言う人もいるでしょうね」と、2月14日に仏メディア「テレ・ロワズィール」のインタビューで彼は説明した。
パトリック・シュワルツェネッガーは特にヌードシーンで輝きを見せ、それが義理の兄である俳優クリス・プラット(姉キャサリン・シュワルツェネッガーと結婚)を含む周囲の反応を引き起こした。クリスは2月25日に「E! ニュース」のインタビューで冗談を述べた。「彼とは血縁関係ないけれど、意図的にあそこを見てしまったよ! でも、彼は本当にすごい。もちろん、素晴らしい体型をしているけれど、それ以上に彼は本当に実力のある俳優だよ。だって、彼が演じているキャラクターは、実際の彼とは全然違うのだから」。彼の父親であるアーノルド・シュワルツェネッガーもヌードシーンに関してInstagramでコメントした。「なんてショーだ! 彼がヌードシーンをやったことに驚いたふりをすることもできるけれど、まあ、なんて言ったらいいのだろう。この親にしてこの子ありだ」。彼のこと、ターミネーター・ジュニアと呼ぶべきだろうか?
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From madameFIGARO.fr
text: Juliette Gurunlian (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi