「みんなに笑われた」王室メンバーを困惑させたキャサリン皇太子妃の習慣とは?

Celebrity 2025.06.11

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結婚当初、キャサリン皇太子妃は嫁ぎ先の作法に慣れるまで苦労した。彼女の自然な立ち振る舞いが宮廷のプロトコルに反しているとみなされたのだ。

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photography: Aflo

愛想良すぎるし、おしゃべりしすぎる。それってつまり「普通」すぎるということだろうか。静かなバッキンガム宮殿の廊下で、王室メンバーはヒソヒソと新妻の噂をした。結婚当初、皇太子妃はあまりにもオープンだった。のびのびと振る舞う平民の態度は、格式ばったウィンザー家とは対照的だった。当然ながらエリザベス女王もそのことに気づいていた。

2016年にITVが制作したドキュメンタリー「ザ・クイーン・アット・90」が再放送されるにあたり、「デイリー・メール」紙が報じたところによれば、キャサリン皇太子妃はドキュメンタリーの中で結婚当初を振り返っている。「当時の公務で、最も印象に残っているのはレスターでの1日です。ウィリアムがいなかったのでかなり緊張していました」と言うと「群衆の前を歩くのはひとつの技術だと思います。他の王室メンバーに笑われました。言葉を交わすのに時間をかけすぎだと言うのです。まだ学ぶべきことがあり、覚えるべきコツがあるのでしょう」と続けた。プロトコル自体は明快だ。会釈し、数言交わしたら次の人に進む。ところがウィリアム皇太子の若妻はずっと話を聞き、延々と時間をかけた。効率とタイミングを重視する女王が皇太子妃のやり方を真っ先にからかっても不思議ではなかった。だがエリザベス女王は皇太子妃を支持した。ドキュメンタリーによると、女王はある日のティータイム中、皇太子妃にこうささやいたそうだ。「キャサリン、あなたは国民に愛されています。それはひとつの力です。うまく活用してください」

王室の近代化

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女王のアドバイスのおかげで、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の母親である皇太子妃は今ものびのびと振る舞い、イギリス王室で抜群の人気を保っている。彼女が王室の近代化を夫のウィリアム皇太子と共に願い、こだわっているのは周知のこと。公式訪問の際にはスケジュールを効果的にこなす一方で、彼女の持ち味である自然な態度は変わらない。それはじっくりと話をし、個人的な近況を尋ね、子どもと話す時は膝をついて目線を合わせることだ。

From madameFIGARO.fr

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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