ジム・キャリーは有罪か? 元パートナーの死をめぐるハリウッド騒動、その真相。
Celebrity 2026.03.18

2015年9月28日、俳優の元交際相手であるキャスリオーナ・ホワイトが、ロサンゼルスの自宅で死亡しているのが発見された。当局は薬の過剰摂取による自殺と結論づけたが、被害者の一部の近親者は、映画『マスク』のスターに責任があると非難している。

キャスリオーナ・ホワイトの葬儀に参列するジム・キャリー。(カパワイト、2015年10月10日)photography: Carson Niall/PA Photos/ABACA
彼は私生活についてほとんど語らないが、それはきっと彼の人生が悲劇に満ちているからだろう。2012年3月、女優でモデルのジェニー・マッカーシーとの破局から2年後、ジム・キャリーはキャスリオーナ・ホワイトとの交際を始めた。この有名俳優とメイクアップアーティストは、ある撮影現場で出会った。当時、彼女は27歳、彼は50歳だった。しかし、ふたりの恋愛は、決して平穏なものではなかった。
彼らは別れたり、またよりを戻したりを繰り返していた。ふたりの関係は2015年9月28日まで続いた。その日、キャスリオーナがロサンゼルスの自宅で死亡しているのが発見された。この悲しい知らせを受け、映画スターのジム・キャリーは声明を発表し、こう綴った。「愛しいキャスリオーナの死に心が揺さぶられ、深く悲しんでいます。彼女は繊細で思いやりにあふれたアイルランドの花のような存在で、この世界にはあまりにも敏感すぎました。愛すること、そして愛されることこそが、彼女にとって何より大切なことでした」この発言は、フランスのポッドキャスト番組「Scandales」のエピソード「Jim Carrey : le côté obscur du zinzin d'Hollywood(ジム・キャリー:ハリウッドの変人の暗い一面)」で紹介されている。
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「傷ついた心のまま人生を続けることもできるかもしれない」
死亡現場で、警察は若い女性の遺体のそばに手紙を発見した。その手紙にはジム・キャリーの名前が記されており、さらにキャスリオーナの死の1週間前にふたりが別れていたことも書かれていた。ポッドキャスト番組「Scandales」によると、手紙にはこう綴られていた。
「あなたがもうここにいないことに、私は3日間も気づけなかった。傷ついた心のまま人生を続けることもできるかもしれない、修復しようとすることもできるかもしれない。でも、今回はどうしてもその気になれなかった。私があなたのそばに十分にいなかったと感じさせてしまったこと、ごめんなさい。私は精一杯、私なりの愛をあなたに捧げようとしたの。どうか許して。私は、ただこの世界には向いていなかっただけなの。」この若い女性は死亡当時30歳で、葬儀は2015年10月10日にアイルランドの小さな村カパワイトで執り行われた。ジム・キャリーも葬儀に出席し、棺の担ぎ手のひとりを務めている。
ジム・キャリーは有罪か?
しかし、キャスリオーナ・ホワイトの自殺をめぐる問題はこれで終わらなかった。調査によると、彼女が死亡当日の夜に服用した薬は、すべて処方箋が必要なものだった。しかし、キャスリオーナには処方箋がなかったため、死因について疑念が生じた。自殺から1年後、故人の元配偶者であるマーク・バートンがジム・キャリーに対して訴訟を起こした。キャスリオーナは死亡時点でもマークと法的に結婚していた。マークは、ジムが偽名を使って「致死性のある薬物をキャスリオーナに不正に入手し、投与した」として訴えた。さらに2017年には、キャスリオーナの母親も同様の理由で訴訟を起こし、ジムが娘に性器ヘルペスを感染させ、それが精神的苦痛を引き起こしたのではないかと疑っていた。
しかし、このハリウッドスターは黙ってはいなかった。ジム・キャリーは反撃し、元パートナーの死を金儲けに利用しているとして、ふたりの原告を非難した。「なんて恥ずべきことだ。この男(マーク・バートン)の弁護士と事務所に閉じこもって、この件を全てなかったことにするのは簡単だろう。しかし、人生には、この世に存在する悪に対して立ち上がり、自分の名誉を守らなければならない時がある」とジムは声明で述べた。2018年に裁判が予定されていたものの、原告側は審理開始直前にジムに対する訴訟を取り下げた。ジム・キャリーは一度も起訴されたことはなく、キャスリオーナの公式な死因は「心理的に不安定で恋愛関係も不安定な状況の中での処方薬の過剰摂取による自殺」とされている。この悲劇はジム・キャリーに深い衝撃を与えた。前回のセザール賞授賞式でその功績を称えられたこの俳優は、2022年からセミリタイア状態にある。
From madameFIGARO.fr
text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi





