時計とジュエリー、永遠のパートナーともなりうるこのふたつ。だからこそ、ブランドやそのモノの背景にあるストーリーに耳を傾けたい。いいモノこそ、いい物語があります。今回は、ヴァン クリーフ&アーペルのジュエリーの話をお届けします。
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VAN CLEEF & ARPELS
FRIVOLE
左:「フリヴォル 7フラワー ブレスレット」(18KYG×ダイヤモンド)¥1,716,000 右:「フリヴォル アントレ レ ドア リング」(18KWG×ダイヤモンド)¥1,188,000/ともにヴァン クリーフ&アーペル(ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク)
花は、もしかしたら人間にとって、最も古いジュエリーだったかもしれない。野に咲く花をつみとって、花冠にしたり、首飾りにしたり、ときには指に一輪の花を巻いて、指輪にすることもあっただろう。女性たちを飾り立てる最も根源的なモチーフを、さまざまなデザインにアレンジし、心躍るジュエリーを見事に仕立てるヴァン クリーフ&アーペル。あでやかな大輪の花々のジュエリーは、王侯貴族や銀幕の大スターたちに愛されてきた。
でも、メゾンが得意とするのは、目をみはるほど豪華絢爛な花々だけじゃない。自然にオマージュを捧げ、毎年めぐりくる春を祝福するヴァン クリーフ&アーペルのアイコンのひとつが「フリヴォル」。陽差しをたっぷり浴びた花をつみとったかのような、愛らしいコレクションだ。
7輪の花を並べた「フリヴォル 7フラワー ブレスレット」は、ミラーポリッシュされた花びらに注目。職人が1枚1枚の花びらを手作業で磨いているので、鏡のように光を反射して、イエローゴールドの美しさがまぶしいばかり。また「フリヴォル アントレ レ ドア リング」は指と指の間にモチーフが配置された、メゾンのアイコニックなスタイルが魅力。ミラーポリッシュ仕上げの花と、ダイヤモンドをセットした花が、可憐なブーケのように手元で輝く。絶妙なバランス感覚で仕立てられたアシメトリーなデザインにも、ヴァン クリーフ&アーペルならではのオリジナリティがあふれている。この「フリヴォル」を身に着けていれば、ふと手元を見るたびに、心に花が咲いているような甘い気分に浸れるはずだ。
*「フィガロジャポン」2020年5月号より抜粋
photo : SHINMEI (SEPT), stylisme : YUUKA MARUYAMA (MAKIURA OFFICE), texte : KEIKO HOMMA
この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/series/iimonogatari/210407-vancleefandarpels.html