ホットな香港ホテル激戦区に
またまた新たなホテルがオープン。
<font size="1">V Wanchai2 HOTEL
~香港/R.O.C~</font>

Lifestyle

 これ以上ホテルが建つ場所があるのだろうかと思える香港には、まだまだ訪れる度に、次々にホテルがオープンしています。しかも、年に2~3回も通っているのに・・・です。その香港で、今、古くて新しいのが注目の’湾仔’(ワンチャイ)地区。湾仔と言えば、昔ながらの街並みを残すとして、香港でも貴重な下町らしい情景の地区ですが、最も熱い地区として人気が再燃しています。「V WANCHAI2 HOTEL」は、その湾仔の賑々しい地区に、2012年9月にソフトオープンを迎えました。グランドオープンは、2013年3月12日。私が訪れたのはその直後の5月ですから、生まれたてのホヤホヤでした。

賑々しいトムソン通りに面したホテルの全景。

 湾仔には、かつて英国から中国への返還式が行われたコンベンションセンターや警察總部、入境事務大樓、税務大樓など、ハーバーに沿って新しい政府関連のビルが建ち並んでいます。その一方、この地区は、大通の路面電車道の1本裏通りに入ると、庶民の街としてエネルギッシュな市場や光景が見られるのです。「V WANCHAI2 HOTEL」が目指したのは、そんな古くて新しい香港を満喫してもらうことでした。観光にもビジネスにも便利でありながら、リーズナブル料金を保ち、個性派デザインホテルとしてドアを開けたのです。

(左)3階レセプションエリアに続くアウトドアの朝食用テラス。(右)1階のエントランスにはコンシエルジュが24時間常駐。エレベーターで2階のレセプションへ。

(左)客室は広く快適。写真は約69㎡の「Vグランドスィート」、キチネットが突いた余裕の広さ。最も狭い部屋でも35㎡はある。(右)ビジネスデスクがあるのは嬉しい。WI-FI無料、電話もテクノロジーの活かされた設備が導入されている。

 客室は全79室。’全室禁煙’を謳う、香港の新しいホテルの傾向です。デザインはエッヂの聞いたスタイリッシュな趣ですが、そこに、中国の伝統やアジアの香りを残し、アールデコ調のモダン・オリエンタルを表現しています。未だ日本では知られていないのか、滞在中は、毎日が満室にもかかわらず、ほとんどが欧米人で、日本人は一人も見かけませんでした。「日本のマーケットはこれから開拓したい!」とホテルスタッフ。香港は日本人に愛されているデスティネーションの一つですから、時間の問題でしょうね。

(左)バスルーム。(右上)客室の洗面キャビネット。(右下)バスアメニティはすべてオリジナル。

(左)到着時に置かれていたウェルカムのワインとチョコレート。(右)オリジナルのバスアメニティ、無料のお茶や珈琲も充実。

算盤を使用したレセプションエリアのインテリア。

3階にあるレセプションとラウンジスペース。レセプションに向かって左、ドアの外が朝食用のテラス。

 印象的なデザインは、まず、レセプションエリアから始まりました。巨大な算盤(ソロバン)が窓一杯にカーテンのように飾られ、各階の客室のドアや壁には花や鳥などアートな彫刻が施されていました。そのレセプションエリアでは、1日中、ソフトドリンクのサービスがあります。客室の快適さは、広さ、アメニティ、ビジネスデスク、バスルームの造り等、使い勝手からも驚くほど居心地の良いホテルでした。館内にレストランは在りませんが、周囲には多くのレストランやショップがあり、食事には全く困りません。ただ朝食は提供されています。このホテルのインテリア・デザインは、ソフトオープン後の2012年秋に専門雑誌のデザイン賞を受賞、また、「2012年アジア太平洋デザイン賞」では優秀賞も受賞しています。
(K.S)

V WANCHI2 HOTEL
139 Thomson Road, Wanchai, Hong Kong
Tel. +852-3602-2388 Fax. +852-2891-1481
http://www.thevhotels.com/en/v-wanchai2-hotel/
客室数:79室
料金:サマーパッケージ(8月末まで)(参考価格)1泊:HKD 1,250 – HKD 3,900
施設:ラウンジ、アウトドア・ダイニング・スペース、ミーティングルーム、「V Causeway Bay2」で無料フィットネス利用
●問い合わせ先/直接ホテルへ

Kyoko Sekine

ホテルジャーナリスト

スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。

http://www.kyokosekine.com

この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/series/bon-voyage/-v-wanchai2-hotel.html