ソウルで、いま行くべき新名所はここ![ 新名所④ LCDC Seoul ] 韓国トレンドの発信地・聖水で行くべきショッピングスポット。
Travel 2023.09.19
ここ数年で、街も店もがらりと変化を遂げたソウル。この地で生まれ育ったソウルっ子が推す、渡韓したらまず訪れたい新名所4軒を紹介。
LCDC Seoul
엘씨디씨 서울(エルシディシ ソウル)
推薦人
カン・ヒジェ / UTG代表
Hee Jae Kang/オンラインショッピングサイトUTG(アップタウンガール)の運営を中心に、ファッションインフルエンサーとして活動。アートや食にも関心が高い。@heejaeholic
かつて町工場や倉庫が軒を連ねていた工業地帯、聖水。ここ数年で、廃工場のリノベカフェやポップアップショップが続々と誕生し、目まぐるしい変化を遂げているエリアのひとつだ。
この建築美から、若者たちのフォトスポットとしても人気を集める。
Cafe Ephemeraの一角に設けられたミュージックルーム。普段はカフェのテーブルとして使われ、時にミュージシャンのレコーディングルームに変身する。
この愛らしい空間で味わえる人気のケーキは「Earlgrey Tart」8,000ウォン
こちらも例に漏れず自動車修理工場の改装によってできた複合文化空間。LCDCの名は、詩人ジャンバティスタ・バジーレの説話集の一節からとった「Le Conte Des Contes(物語の中の物語)」に由来する。ひとつの店を短篇ストーリーと捉え、それらが集合して一冊の素敵な短篇集になるように、という思いのもと創られた空間だ。たとえば、“旅先で集めたもの”をテーマにしている1階のカフェ。ここには使用済みの絵葉書や切手、チケットなど、一見他愛もない日常の断片が飾られているが、よく考えてみればこれもまた見知らぬ誰かの物語。この品々に思いを馳せる時間もまた心地いい。一方、最上階のバーは“Postscript(追伸)”がテーマ。手紙を書き終えた後に、付け加えたかった大切なこと。そんな伝えきれなかった言葉をお酒とともに話し合える空間を目指している。そのほか、アパレルやライフスタイルショップなど、10以上の店が集結。
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別棟にあるセレクトショップLe Site Pigeon。韓国作家のうつわなど、暮らしを彩るライフスタイル雑貨が豊富。
カラフルな石鹸でおなじみのナチュラル石鹸ブランドHanahzo。世界遺産、仏国寺多宝塔の獅子像石鹸28,000ウォンなど。
Geulwoll Letter Roomは手紙にまつわるアイテム販売と、店を介して文通ができるユニークなペンパルサービスを行う。繊細な花の絵が美しいカード各4,500ウォンなど。
「カフェもワインも洋服も! ソウルで最もおしゃれで話題のものが揃って一度に見られるのがLCDCの魅力です」(ヒジェ)
最上階のBar Postscriptは全面ガラス張りのルーフトップバー。夕陽が沈む時間の窓からの景色は格別だ。
엘씨디씨 서울(エルシディシ ソウル)
성동구 연무장 17길 10
10 Yeonmujang, 17-gil, Seongdong-gu
tel:02-3409-5975
Ⓜ︎ 聖水(211)3番出口
無休
https://lcdc-seoul.com
●Cafe Ephemera(カフェ イペメラ)
카페이페메라 A-1F
tel:02-3409-5971
営)11:00〜20:00
@ephemera.seoul
●Le Site Pigeon(ル シトゥ ピジョン)
르시뜨피존 C-1F
tel:なし
営)11:00~20:00
@le_site_pigeon
●Geulwoll Letter Room 聖水店(グルウォル レトルム ソンスジョム)
글월 레터룸 성수점 A-3F
tel:0507-1339-1017
営)12:00~19:00
@geulwoll.kr
●Hanahzo(ハナジョ)
한아조 A-3F
tel:070-7727-7117
営)12:00~20:00
@hanahzo
●Bar Postscript(バ ポストゥスクリットゥ)
바 포스트스크립트 A-4F
tel:02-3409-5974
営)11:00~14:30L.O.、16:00~23:30L.O. ※フードは22:30L.O.
@bar.ps.seoul
*「フィガロジャポン」2023年9月号より抜粋
photography: Yuka Uesawa coodination: Ja-Kyung Jung, Min Young Kim, Jung Mi Yang