お菓子の街で、行くべき旬のパティスリー。 パリのベストを集めたお菓子図鑑、トップ12選。
Paris 2023.04.30
フランス人が愛する定番スイーツ12のナンバーワンを集めたお菓子リストと、いま注目の女性パティシエールをチェックして。
Bontemps
ボンタン
Mont-Blanc
モンブラン
塩を隠し味に使ったサブレに、さまざまなクリームをトッピングしたサブレ菓子の専門店。毎年11月末から4月頃まで登場するモンブラン(2~3人用、25ユーロ)はアールグレイ風味。ほろりとくずれるサブレ、ふわふわのメレンゲと生クリームとともに、口の中で華やかに香りが広がる。
23, rue Poncelet 75017
tel:01-53-81-01-22
ⓂTERNES
営)11:00~19:00(水~金) 10:30~19:00(土、日)
休)月、火
https://bontemps.paris
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Jeffrey Cagnes
ジェフリー・カーニュ
Eclair
エクレア
老舗パティスリー、ストレールのシェフだったジェフリー・カーニュは、手作り感とモダニティが共存する菓子が得意。ペルー産カカオ64%のチョコレートクリームを詰めたエクレア(5ユーロ)には、エクアドル産カカオ65%のチョコレートのプレートをプラス。上質で濃厚な味わいに仕上げた。
73, rue Montorgueil 75002
tel:01-42-36-70-48
ⓂSENTIER
営)8:30~20:00(月~土) 8:30~19:00(日)
無休
https://jeffreycagnes.fr
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Le Burgundy Paris
ル・ビュルガンディー・パリ
Paris Brest
パリブレスト
凝縮した風味を追求するシェフパティシエ、ピエール=ジャン・キノネロは、パリブレスト(12ユーロ)をヘーゼルナッツやピーカンナッツなど多彩なナッツで展開。写真はヘーゼルナッツの濃厚なプラリネと軽いクレーム・パティシエール、ローストした丸ごとのヘーゼルナッツ入り。
6-8, rue Duphot 75001
tel:01-42-60-34-12
ⓂCONCORDE、MADELEINE
営)11:00~19:00
無休
www.leburgundy.com
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Ladurée
ラデュレ
Tartelette au Citron
タルトシトロン
2021年にシェフパティシエに就任したジュリアン・アルヴァレズによるショウガを利かせた「Tartelette Citron」(8ユーロ)。ザクザクした生地にレモンクリーム、ふんわりとしたライムとショウガのクリーム、レモンコンフィとライムピールを融合。心地いい酸味と多彩な食感が楽しめる。
16-18, rue Royale 75008
tel:01-42-60-21-79
ⓂMADELEINE、CONCORDE
営)8:30~19:30(月~金) 9:00~19:30(土)
9:30~19:00(日)
無休
www.laduree.fr
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Le Jardin Sucré
ル・ジャルダン・シュクレ
Macarons
マカロン
国際的な料理イベント、オムニヴォールで2021年のパティシエ賞を受賞した夫婦が作るマカロンは、ショコラやピスタチオ、バラ&フランボワーズなど14種(各1.90ユーロ)。着色料や香料は使わず、ふんわり、かつサクッとした生地と素材の味を生かしたクリームとの相性が抜群。
156, rue de Courcelles 75017
tel:09-87-36-23-95
ⓂPEREIRE
営)10:00~19:30(火~土) 10:00~18:00(日)
休)月
www.lejardinsucre.fr
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La Pâtisserie Cyril Lignac
ラ・パティスリー・シリル・リニャック
Baba au Rhum
ババ・オ・ロム
フランスを代表するスターシェフ、シリル・リニャック。ラム酒に浸したブリオッシュにバニラ風味の生クリームを絞ったババ・オ・ロム(7ユーロ)は、自身のレストランでも提供している自慢の逸品だ。レモンとオレンジのシロップを加えた優しい甘さで、ラムが苦手な人にもおすすめ。
24, rue Paul Bert 75011
tel:01-55-87-21-40
ⓂFAIDHERBE-CHALIGNY
営)7:00~19:00(月) 7:00~20:00(火~日)
無休
www.gourmand-croquant.com/fr
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Mam par Stéphanie Le Quellec
マム・パール・ステファニー・ル・ケレック
Flan
フラン
2ツ星レストランの女性シェフ、ステファニー・ル・ケレックが営むエピスリーには、星付きレストランの技術で丁寧に作られた伝統菓子が並ぶ。定番商品のフラン(5ユーロ)は上品なバニラ風味。プルプルと躍るなめらかなクリームが、香ばしく焼いたパイ生地と心地よく重なり合う。
22, rue Fourcroy 75017
tel:01-45-72-47-49
ⓂTERNES
営)10:30~19:30
無休
www.mamparis.com
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Cédric Grolet
セドリック・グロレ
Saint-Honoré
サントノレ
インスタのフォロワー650万人以上を誇り、斬新なフォルムとデザインで驚きを与え続けるセドリック・グロレ。オペラ通り店で販売するサントノレ(2~3人用、35ユーロ)は、バニラ風味のクレームパティシエールを詰めたシューの上に、バニラ風味のシャンティイを花びらのようにデコレーションした。
35, avenue de l'Opéra 75002
tel:01-83-95-21-02
ⓂOPÉRA、PYRAMIDES
営)9:30~18:00
休)月、火
https://cedric-grolet.com
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Julien Dechenaud
ジュリアン・ドゥシュノ
Fondant au Chocolat
フォンダンショコラ
2017年にパリ郊外ヴァンセンヌで開業、パリにも2店をオープンして注目を集めるショコラティエ。カカオ70%のチョコレートと卵、バターで作るフォンダンショコラ「Mie Cuit」(5.50ユーロ)は、砂糖少なめでビターな味わい。温めてアイスクリームや生クリームを添えてもおいしい。
11, rue Paul Bert 75011
tel:01-40-33-18-28
ⓂFAIDHERBE-CHALIGNY
営)11:00~19:30(月) 9:30~19:30(火~土)
9:30~13:00(日)
無休
www.juliendechenaud.com
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Délicatisserie par Nina Métayer
デリカティスリー・パール・ニナ・メタイエ
Tarte Tatin
タルトタタン
繊細な素材の組み合わせとデザインが評判の実力派女性パティシエールがプランタン内にコーナーを展開。1月から3月にかけて販売するタルトタタン(8ユーロ)は生クリームを花びらのように絞り、中央のキャラメルをポイントに。バターたっぷりの生地には軟らかく煮たリンゴをのせて。
Printemps du Goût -Printemps Haussmann 8F,
59, rue de Caumartin 75009
tel:01-42-82-50-00(代表)
ⓂHAVRE - CAUMARTIN
営)10:00~20:00(月~土) 11:00~20:00(日)
無休
https://delicatisserie.com
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Ritz Paris Le Comptoir
リッツ・パリ・ル・コントワール
Madeleine
マドレーヌ
パラスホテル、リッツ・パリのシェフパティシエ、フランソワ・ペレの菓子が味わえる貴重なショップ。しっとり柔らかい生地、濃厚なフィリングがうれしいマドレーヌは、レモンやフランボワーズなど6種(各3.50ユーロ~)。リッツ・パリゆかりの人物が描かれたボックスは贈り物にぴったり。
38, rue Cambon 75001
tel:01-43-16-30-26
ⓂMADELEINE
営)8:00~19:00
休)日
www.ritzparislecomptoir.com/fr
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CinqSens
サンクサンス
Mille-Feuille
ミルフィーユ
星付きレストランなどのシェフパティシエを経て、2020年にパティスリーを開いたニコラ・パチェロ。ミルフィーユ(6.80ユーロ、3月に店頭で販売、ネットで通年販売)に挟んだマダガスカル産バニラが香るクリームはシルキーな食感。キャラメリゼして砕いたパイ生地も上にのせて、パリパリ感をプラス。
16, rue de Cotte 75012
tel:01-40-19-00-33
ⓂLEDRU-ROLLIN
営)12:00~19:00(火~金) 10:00~20:00(土)
10:00~15:00(日)
休)月
@cinqsensparis
●1ユーロ=144円(2023年4月現在)
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のⓂは地下鉄の駅、Ⓣはトラムの駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、商品・料理・サービスの価格、掲載施設の開館時間や開催時期などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。
*「フィガロジャポン」2023年5月号より抜粋
photography: Shiro Muramatsu text: Chiaki Mitomi