BWAアワード受賞デザイナーがNoism新作公演の衣裳を担当!

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新潟市民芸術文化会館を拠点とする、日本初の公共劇場専属舞踊団Noism(ノイズム)。その最新作『私は海をだきしめていたい』の衣裳を、「Business with Attitude(BWA)」アワード2022を授賞したデザイナー、井深麗奈が担当する。演出振付は金森穣、音楽はエリック・サティ。ダンスと音楽と衣裳が一体となって創り上げる舞台に、井深の手仕事が加わる。

Noism0+Noism1『私は海をだきしめていたい』のメインビジュアル。photography: Ryu Endo

パリでファッションブランドを立ち上げ、帰国後は故郷である秩父を拠点に「故郷と地球を考える、美しいものは人生を豊かにする」をコンセプトにしたブランドREINA IBUKAを立ち上げた井深。養蚕から機織りまでを地元の職人が担う、100%秩父産の絹織物「秩父太織(ふとり)」や、国の伝統的工芸品の秩父銘仙を、パリで磨いた技術と美意識で洋服に仕立てている。

REINA IBUKAのコレクションより、秩父の養蚕農家のマワタとキビソを使ったベールとドレス。photography: Hiroshi Hatate
左:REINA IBUKAのコレクションより、オリジナルの草木染と手織りの秩父太織を使用した一着。右:こちらは大麦矢羽根柄の秩父銘仙。photography: Hiroshi Hatate

そんな井深が今、舞台という新たなフィールドへ仕事を広げている。

25年に初めてNoismの新作公演『アルルの女』の衣裳を担当。そして2回目となる今回は、新潟市出身の作家・坂口安吾の同名の短編小説をベースにした作品『私は海をだきしめていたい』の衣裳を手がける。今年は安吾の生誕120年、そして安吾が愛した作曲家エリック・サティの生誕160年。ふたりの精神世界が重なり合う場所を、金森穣が舞踊として描く。

2025年に上演されたNoism公演『アルルの女』の衣裳フィッティングを行う井深。
2025年6月27日初演Noism0+Noism1『アルルの女』 photography: Shoko Matsuhashi

「今回はメインビジュアル撮影から立ちあい、クリエイションの醍醐味を味わいながら制作に励んでいます」と、井深は自身のSNSで綴っている。作品が生まれるプロセスそのものに関わる喜びと緊張を感じながら取り組む、そのスタンスに、彼女のものづくりへの向き合い方がよく表れている。

同時上演の改訂版『春の祭典』は、20年コロナ禍に初演された金森穣版をNoism0とNoism1による少人数・美術を削ぎ落とした編成で届ける。

踊りも、音楽も、衣裳も。すべてが重なる瞬間を、ぜひ劇場で体感して。

Noism0+Noism1『私は海をだきしめていたい』改訂版『春の祭典』

新潟公演
2026年6月27日(土)17:00、28日(日)15:00、7月4日(土)15:00、5日(日)15:00
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈劇場〉
料金:全席指定¥5,500 ほか
埼玉公演
2026年7月25日(土)15:00、26日(日)15:00
会場:彩の国さいたま芸術劇場〈大ホール〉
料金:一般¥6,000 ほか
https://noism.jp/npe/iwanttobeholdingthesea/

  • edit: KOTOMI NARIMATSU