地域の文化と自分を繋ぐ、「くるねEXPO2026」開催。
自分の好きなことやこれまで培ってきた経験を、地域のために生かせたら。そんな可能性を探るイベント「くるねEXPO2026〜わたしを編みなおす〜」が、11月7日(土)、8日(日)に広島県東広島市で開催される。きものの活用や多文化交流、アートやビューティの体験、地域の魅力を再発見するワークショップなど、幅広いプログラムを用意。自分自身の持つ価値を見つめ直し、人との出会いを通じて新しい一歩を踏み出すきっかけを提供する2日間となる。

東広島市のシェアオフィス来音(くるね)で開催される「くるねEXPO2026」は、地域の女性たちが持つ感性や経験、地元の事業者の思いを起点に、新たな活動や事業を生み出すことを目指すイベントだ。講演会やマルシェ、ワークショップなどを通じて、人と地域にある資源を繋ぐ場をつくることを目的としている。
このイベント開催の背景には、会場となる来音の歩みが大きく関わっている。

代表理事の田村かすみは2023年のフィガロジャポンBWAピッチコンテストで、故郷の東広島市にある元呉服店の実家を女性が起業や学びに挑戦できるシェアオフィスにする構想を発表した。その後、地元の協力者とともに準備を進め、25年に来音をオープン。今回のイベントは、地域の人々がそれぞれの経験や強みを持ち寄り、次の活動に繋げていく取り組みのひとつだ。


「くるねEXPO2026」プログラムには、地域に受け継がれてきたものを未来へと継承する企画もある。
「蔵出し着物 Kurune」では、来音に受け継がれた184点のきものを活用し、和文化の継承や海外の人に向けたきもの体験を実施。家族から受け継いだきものを自身が活用するための総合的サービスを提供する。
また、日本とシンガポールの子どもたちが能楽師の監修のもと、2年前から共同で創作してきた能『あさがほ』『露の色』も紹介される。シンガポールに渡った女性たちの歴史を背景に、母を慕う子どもの思いと、子どもを手放さざるを得なかった母の悲しみを描く作品だ。異なる国や世代を繋ぐ文化の力に触れられる。
一方、身近な趣味を楽しめるのがマルシェだ。きもの、ビューティ体験、タロット、お悩み相談、規格外野菜販売、似顔絵アート、ウクレレなど、多彩なジャンルが揃う。作り手にとっては自分の商品やサービスを来場者に届け、対話を通じて価値を確かめる場に。訪れる人にとってもこれまで知らなかった活動に触れ「自分もやってみたい」と思えるものを見つける機会になる。
さらにドローン体験や東広島の魅力を再発見するワークショップ、天文台の特別見学会など、地域の専門家や施設によるプログラムも予定されている。文化、芸術、科学といったさまざまな分野に触れることで、見慣れた地域や自分自身の経験を、別の角度からとらえ直せるかもしれない。
「くるねEXPO2026」は、広島県東広島SDGsパートナー企業であるMirus合同会社と、田村が代表理事を務める一般社団法人ダイナミックヘリテージによる共催。東広島市や近郊在住の人はもちろん、東広島市の魅力やシェアオフィス来音の活動に触れてみたい地域外の人も、ぜひ訪れてみて。
【開催概要】
「くるねEXPO2026〜わたしを編みなおす〜」
日時:2026年11月7日(土)、8日(日)10:00〜15:00
会場:シェアオフィス来音(広島県東広島市西条栄町9-11 くらたビル)
申込方法:クルネットワーク公式LINE(https://page.line.me/015jiwiv)
イベント詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000168840.html
- text:Ayumi Yasuda(Routusworks)