in PARISFRANCE

  • EAT・PATISSERIE・JAPANESE

ボン・マルシェの近く、MOCHI屋は千客万来の大繁盛。

La Maison du Mochiラ・メゾン・デュ・モチ<7区>

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モチの上の紋は中の味によって異なる。これは“今月の味”の紋。小さなおしぼりが添えられる配慮がうれしい。

MOCHIと書くと、フランスでは“モチ”ではなくて“モシ”と発音される。で、この“モシ”のテイクアウトとイートインが可能なLa Maison du Mochiがフランス人たちに人気を呼んでいる。さまざまな味が楽しめるミニシュークリームPopelini(ポッペリーニ)の大福バージョンと説明するとわかりやすいだろうか。ここではシューの代わりに、ショーケースに並ぶのは直径約4cmの求肥大福である。 クラシックな餡に始まり、ベルガモット、アーモンド、抹茶、ゆず、ローズ、レモン、ピスタチオ……そして“今月の味”と、セレクションも豊富だ。

このモチを求め、フランス人客がひっきりなしに入って来る。自分用に2個、ギフトに箱詰めで……あるいは店内でお茶と一緒にティータイム、と。 珍しく、おいしいだけでなく、グルテンフリーで低カロリーと良いことづくめ。開店して間もないのに、すでに常連客もいて、午後の早い時間に完売してしまう日もあるそうだ。アイス・モチもあるので、これからの季節はますますの繁盛だろう。

このMOCHIの生みの親はマティルダ・モットで、フランスの地方都市トゥールで毎日モチ作りをしている。ご主人の転勤で滞在した日本で、彼女はモチを発見。フランスに戻り、La Maison du Mochiを2016年に創立。オンラインショップで販売をはじめ、そして最近パリに1号店を開店したのだ。現在、トゥールでは和菓子のアトリエも開催し、これには列車で1時間をかけてパリからやってくる参加者もいる。モチという言葉も、“ユズ”や“パン粉”のようにフランス語化する日も近いのだろうか……。

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ボン・マルシェから徒歩5分もかからない場所にある。photo:Lisa Klein-Michel

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モチが並ぶ店内のショーケース。photo:Lisa Klein-Michel

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アイス抹茶Matchassoやカプチーノなどを飲みながら……。モチは1個3.5ユーロ(イートインは4ユーロ)。photo:Furoshiki

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モチ・アイスは1個3ユーロ。イートインは3.5ユーロ。photo:Lisa Klein-Michel

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室内建築家マガリー・ヴァルクールによるモダンでフェミニンな内装。

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モチに魅せられたマティルダ・モット

INFORMATION

La Maison du Mochiラ・メゾン・デュ・モチ<7区>

39, rue du Cherche-Midi 75007

RENNES, SÈVRES BABYLONE

10時30分〜19時30分 休)日月

www.maisondumochi.fr

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CREDIT

réalisation:MARIKO OMURA

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