人気の韓国麺「マッククス」をブルターニュのシードルで。【平野由希子の季節のおつまみ】

FIGARO Wine Club

料理研究家・平野由希子が、自宅での晩酌にぴったりな、手軽に作れる季節のおつまみレシピをお届けします。


最近すっかりはまっているのがエゴマのマッククス。そば粉入りの麺で作る韓国料理なのですが、専門店もできたり、人気が高まっているそう。いろいろな味付けがありますが、エゴマ油で食べるマッククスは麺を茹でたら、調味料をあえるだけの手軽さ。日本の家庭で簡単に作れます。エゴマ油はオメガ3脂肪酸が豊富に含まれ、ヘルシーなことも人気の要因のひとつですが、シソのような爽やかな風味が蕎麦の香りとよく合い、癖になるおいしさ。韓国土産としてもいま、大人気ですね。

今回は味つけをうんとシンプルにして、調味料をエゴマ油と塩、エゴマのみにしてみました。ルッコラと韓国海苔をトッピングにしたら、香りの相乗効果が生まれて大正解。さて、何のお酒を合わせましょうか。ふと思いついたのはシードルです。シードルには蕎麦粉のガレットを合わせるのが定番ですが、香りがよく、塩気の効いたマッククスにもぴったり。シンプな素材を生かした蕎麦だからこそ、国籍を超えたペアリングになりました。

★エゴマのマッククス★

【材料】(1人分)
蕎麦 1人前
エゴマ油 大さじ1
塩 小さじ1/3
エゴマ(粒) 大さじ1
エゴマパウダー(またはすりゴマ) 小さじ1
ルッコラ、韓国海苔 適量

【作り方】
⒈ 沸騰した湯で蕎麦を茹で、流水で洗い、水気をしっかり切る。
⒉ ボウルに蕎麦とざく切りしたルッコラを入れ、エゴマ油、塩を加えて和える。
⒊ うつわに盛り、ちぎった韓国海苔、エゴマ、エゴマパウダーをかける。

韓国土産のエゴマ油。日本のスーパーでも入手可能。エゴマ(粒)はプチプチとした食感がこの蕎麦料理のなくてはならないポイントになる。ネットや韓国食材店で入手可能。エゴマパウダーは手に入らなければすりゴマで代用しても。
仏ブルターニュ地方のシードラ・カーロ2021。伝統品種の30種のリンゴを使ったシードル。凝縮感のあるドライなシードルは、サムギョプサルなどの韓国料理にもおすすめ。

フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。料理教室cuisine et vin主宰。
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir