大人の暑さ対策で逆効果になっている5つの間違い。

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猛暑では誰もが体温を下げる方法を探している。しかし、なかには逆効果になるものもある。ありがちな勘違いを見ていこう。

体温を下げるためによく行われる行動の中には、実際には逆効果になってしまうものもある。photography:MementoJpeg / Getty Images

フランス全土で気温は上昇を続け、一部地域では42℃を超えた。そこで少しでも涼しくなろうと、多くの人が冷水シャワーを浴びたり、扇風機を最大風速で回したりと、さまざまな工夫をしている。しかし、こうした習慣の中には、かえって体によくないものもある。避けるべき間違いを改めて確認してみよう。

1. キンキンに冷えた飲み物

猛暑だと、よく冷えたアイスティーや水を飲みたいと思うのも無理はない。しかし、こうした飲み物は必ずしも体によいとは限らないと、薬剤師のトマ・カサブは説明する。「身体は常に平常の状態を保とうとします。そのため、とても冷たい飲み物を飲むと、体を温め直すために多くのエネルギーを消費します。結果として体温が上昇し、水分も失われるため、脱水につながります」。冷たすぎる飲み物は消化器系にも悪影響を及ぼす可能性がある。「冷たい水を一気に、あるいは大量に飲むと、腸の動きがとても活発になります。その結果、下痢などの不調を引き起こすことがあります」と薬剤師は指摘する。

気温が高いときに避けるべき飲み物もある。「アルコール飲料は喉の渇きを癒すどころか脱水を招くので避けるべきです。コーヒーや利尿作用のあるお茶も控えましょう。こうした飲み物は体内の水分を排出しやすくし、脱水を促進する恐れがあります」とのことだ。

2. 冷水シャワー

気温が極端に高くなると、冷水シャワーで体を冷やしたくなるかもしれない。でも専門家は「急激な温度差は避け、20〜22℃程度のぬるめのシャワーにしましょう」とアドバイスする。飲み物と同様、冷たすぎるシャワーは体温を上昇させるだけ。冷水は身体を刺激し、体を温めようとする働きを促すからだ。不眠に悩む人にはとりわけ逆効果だ。眠りにつくには、体温を下げる必要があるからだ。

一方で冷水は就寝前に使うと足のむくみを取るのに効果がある。「足先から太ももの上部に向かって冷水をかけます。そうすることで血行が促進されます」と薬剤師は勧める。

忠告しておきたいのは、涼しくなろうとして水に勢いよく飛び込む行為が非常に危険だということだ。水温が低い場合、急激な温度差によってショック症状(ハイドロキューション)を起こす危険がある。水に入るなら、首筋を濡らすことから始めて少しずつ体を慣らそう。

3. エアコンを強く効かせる

エアコンの設定温度が低すぎると、室内と屋外の温度差が大きくなりすぎる。この温度差が身体を混乱させる。体は体温を調整しようとしてエネルギーを消費し、結果的に体を冷やすどころか逆に温めてしまう。エアコンによって体調を崩すこともある。「冷房の効いた部屋に長時間いると、耳・喉・鼻といった耳鼻咽喉科領域の粘膜が乾燥します」と専門家は警告する。

4. 扇風機をつけたまま眠る

暑くてなかなか眠れない夜にはベッドのそばに扇風機を置き、自分に風を直接当てれば効果的に思える。しかし、「アレルゲンを直接、顔や鼻に吹き付けてしまうかもしれません。ほこりや大気汚染物質も同様です。アレルギー症状や喘息発作を避けるためにも、扇風機は少し離して置きましょう」と薬剤師は勧める。冷たい風を長時間浴び続けることで体調を崩す危険性もある。

5. 窓を開けっぱなしにする

「一般に思われているのとは逆に、窓を開け放しておくことはまったくお勧めできません。熱い空気を室内に取り込んでしまう危険があるからです。家の中の温度上昇を抑えるためには、雨戸やシャッターをしっかり閉め、窓はわずかに開けて細い空気の流れを通すようにするべきです」と専門家は語った。

From madameFIGARO.fr

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

  • text: La rédaction (madame.lefigaro.fr)