ルイ・ヴィトンが名車「ポルシェ 911」を仕立てた!メゾン史上初のダブルネームによる2台が誕生。

Lifestyle

ルイ・ヴィトンが、カリフォルニアのシンガー・ヴィークル・デザインとタッグを組み、世界的な名車「ポルシェ 911」をベースにした2台の特別なレストア車両を発表。「旅の真髄(Art of Travel)」というメゾンの哲学を、自動車という新たな舞台へと昇華した。車好きならずとも心を奪われる、卓越した専門知識とサヴォアフェールを随所に宿した、華麗なる一大プロジェクトをご紹介しよう。

クラシックな美しさと現代の走りを融合。

今回ルイ・ヴィトンがタッグを組んだのは、ポルシェ 911をベースに“ビスポークレストア”を手がけるカリフォルニアのスペシャリスト、シンガー・ヴィークル・デザイン。単に往年の姿へと復元するのではなく、クラシカルな美しさを残しながら、現代的なハイパフォーマンスとオーナー好みの仕様へと仕立て直すことで知られている。

誕生したのは、「ポルシェ 911 リイマジンド バイ シンガー – クラシック」と「ポルシェ 911 リイマジンド バイ シンガー – クラシック ターボ」の2台。ルイ・ヴィトンにとって、ダブルネームによる製品制作はメゾン史上初。シンガーにとっても前例のない試みとなった。

両者を結びつけたのは、一台の車のためのダッシュボードクロックだ。ルイ・ヴィトンのアイコンウォッチ「タンブール」から着想を得て、スイスの時計製造拠点「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が機械式タイムピースを制作したことから、協業は車両全体へと発展していった。

クロックは車から取り外してデスククロックとして使うことも可能。さらにスピードメーターやタコメーター、各種ゲージにも「タンブール」のグラフィックコードを取り入れ、メーターパネルの再設計には約1年を費やしたという。時計づくりと自動車づくり、異なるふたつの精緻な世界がコックピットで美しく交差する。

そもそもルイ・ヴィトンと自動車との関係は古い。ジョルジュ・ヴィトンは1897年、早くも自動車の後部やルーフに固定できる専用トランクを提案していたという。今回の一台は、100年以上前から「移動」に寄り添ってきたメゾンの歴史を、現代へとつなぐ存在でもある。

サーフボードも積める、旅するルイ・ヴィトン。

まず目を奪われるのが、「ポルシェ 911 リイマジンド バイ シンガー – クラシック」。サフランとコバルトブルーを基調とした鮮やかなカラーリングに加え、ルーフにはトランクだけでなく、サーフボードやスキー板まで積載できる特別設計のラックを備える。「Art of Travel」を掲げるメゾンらしく、見ているだけでどこか遠くへ走り出したくなる一台だ。

印象的なサフランカラーは、1世紀半以上にわたってルイ・ヴィトンのアーカイブに存在する色。1924年にシトロエンのためにデザインされたトラベル・トランクへのオマージュでもある。そこにコバルトブルーと鮮やかなイエローを組み合わせ、メゾンならではの色彩感覚を落とし込んだ。

インテリアにも、ルイ・ヴィトンのコードが随所に潜む。キャビン全体を包むのは、メゾンを象徴するレザーの1つ、VVTレザーに着想を得たナチュラルカラーのレザー。メゾンのアイコニックなラゲージやコーティッド・キャンバス バッグのハンドル、ショルダーストラップ、トリミング、ラベルに使用されているこのレザーは、ルイ・ヴィトンを最も象徴するシグネチャーの1つだ。

シートやフロントトランク、エンジンルームには、トランク内部を想起させる「マルタージュ」モチーフが施されている。さらにシートの通気孔には、職人が手作業でモノグラム・フラワーを表現。ドアハンドルの縁にはバッグにも用いられる縁染めの技法を取り入れるなど、車内の細部にまでメゾンのサヴォアフェールが息づいている。

ニコラ・ジェスキエールが描いた旅のかたち。

もう一台の「ポルシェ 911 リイマジンド バイ シンガー – クラシック ターボ」を構想したのは、ルイ・ヴィトン ウィメンズ・コレクションのアーティスティック・ディレクター、ニコラ・ジェスキエール。3.8Lツインターボ付き水平対向6気筒エンジンを搭載したカブリオレを舞台に、マリンと自動車というふたつの世界を融合させた。

ボディを彩るのは、セーヌ川を望むポンヌフのメゾン本社をはじめ、パリの街並みに見られる白色石灰岩「カルケール・リュテシアン」を思わせるホワイト。そこにゴールドのアクセント、コニャックカラーのレザー、ウッドを組み合わせ、クラシックなモーターボートを彷彿とさせるエレガントな佇まいに仕上げている。

リアにはチーク材から着想を得たウッドデッキを設置。シート後方には車体に合わせて専用開発されたラゲージコンパートメントを備え、この車のために作られたルイ・ヴィトンのビスポークラゲージやソフトトップを収納できる。さらにフロントトランクにも、3つのケースを組み合わせた専用トランクを用意した。

センターコンソールにはビスポークのダッシュボードクロックを配し、その下のシフトレバーにはナチュラルレザーの引き紐をプラス。その姿は、メゾンを代表するバッグ「ノエ」を彷彿させる。

車を単なる移動手段ではなく、親密な空間であり、個性を表現するもの、そしてライフスタイルを形づくる存在として捉えるルイ・ヴィトン。
トランクから始まり、172年にわたって「旅」を見つめ続けてきたメゾンのサヴォアフェールと、シンガー・ヴィークル・デザインが培ってきたエンジニアリングやクラフツマンシップが出合った2台は、目的地へ向かうためだけではなく、移動する時間そのものを楽しみたくなる、「Art of Travel」の新しいかたちを鮮やかに体現している。

ルイ・ヴィトン クライアントサービス
https://www.louisvuitton.com

コーンズ・モータース株式会社
https://www.cornesmotors.com/
シンガー専用ページ
https://www.cornesmotors.com/singer

※本プロジェクトは、コーンズ・モータースと、ルイ・ヴィトンとの特別な取り組みによるものであり、一般販売は行っておりません。