ハリー王子夫妻、公開した「理想の家族」動画が一転して批判の的に。
メーガン夫人は9月13日、イギリスで過ごした最初の数週間の様子を初めてポストした。だがこれに対し、王室専門家から批判の声があがった。

イギリスに戻ってからのハリー王子とメーガン夫人は公の場で露出することを極めて慎重に控えてきた。9月13日になり、メーガン夫人はイギリスでの最初の数週間の家族の様子を明らかにした。複数シーンをまとめた動画には、ハリー王子とメーガン夫人が森を散策する場面、リリベット王女が自転車をこぐ横でアーチー王子が走る場面、ハリー王子が子どもたちとボートに乗って釣りをしている場面、暖炉を囲んでの家族団欒の場面が収められている。だがこの投稿は一部の王室専門家の反感を買ったようだ。子どもたちのプライバシーをめぐる夫妻の姿勢が「偽善的」だと批判の声が上がっている。
「もし本当にプライバシーが最優先なら、一番効果的な方法は単純です。多数の他人に家族の生活を発信するのをやめることです」と、アメリカの王室コメンテーターのキンゼイ・スコフィールドはメディア「ページ・シックス」に語り、「子どもたち、犬、田園風景、日常生活の様子を慎重に演出しながら切り取って公開するたびに新たな注目を集め、ますます多くの好奇心を呼び起こし、どこで暮らし、どのような生活を送っているのか、関心を高めることになります」と続けた。一家がイギリスに帰国してからの住居、7歳と5歳になる子どもが通う学校について、誰も知らない。「自分たちでわざとあおっておきながら、人々がもっと知りたいと思ったとき、驚いて憤慨するふりをするのはダメでしょう」とビデオポッドキャスト「Kinsey Schofield Unfiltered」のホストは指摘した。
理想の家族というストーリー
キンゼイ・スコフィールドはある種の矛盾も指摘している。メーガン夫人はこれまで何度となく、SNSの危険性について警鐘を鳴らしてきた。その一方で子どもの顔を隠しているとはいえ、インスタグラムにリリベット王女とアーチー王子の姿をさらし続けている。「アーチーとリリは、自分たちの声や行動、家族と過ごす時間を、何百万人もの他人に公開することに関して、自らインフォームドコンセントを与えるには幼すぎます」とキンゼイ・スコフィールドは言う。「顔を隠したからといって、興味の対象になっていることに変わりありません」
キンゼイ・スコフィールドはさらに、家族の時間をこうしてインスタグラムにポストすることに対するハリー王子の態度にも疑問を呈した。「彼は、子どもの頃にメディアの注目を浴びた被害を長年語ってきました。それなのに今では、自分の子どもの生活の一部が消費されるような演出に加担しているのです」と彼女は述べた。「望まぬ注目を浴びたことによってトラウマを負ったと何年も世界中に訴えておきながら、今度は自分の子どもの私生活に人々の関心を積極的に向けることは許されません」
このような指摘をするのは彼女だけではない。王室専門家のトム・サイクスに言わせると、この動画は「完璧すぎてウソっぽい、理想の家族というストーリーを売り込む」ために制作されたものなのだそうだ。「2017年にハリー王子がチャリティ団体『ヘッズ・トゥギャザー』の動画で語っていたことを思い返してみてください。SNSの大きな問題のひとつは、人々が理想の生活を語ることだとその時の王子は述べていました。偽りの理想像を目にした人々に劣等感を抱かせかねない、と指摘していたのです」とトム・サイクスはページ・シックスに語った。ハリー王子夫妻はこれまで、子どもたちを学校へ送迎する際や散歩の際にパパラッチにキャッチされることを非常に恐れてきた。それだけに今回の動画公開に戸惑いを覚えた人も少なくなかった。
From madameFIGARO.fr
※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
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- text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)
- edit: フィガロジャポン編集部