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グラフが紡ぐダイヤモンドの物語。157カラットのハートを戴くティアラが東京へ。

Fashion

1960年にイギリスで創業した屈指のハイジュエラー、グラフが必見の回顧展を開催。東京・原宿で2026年11月12日(木)に幕を開ける「Celebrate 65 Years of Graff Excellence グラフ 65周年にわたる輝きの回顧展」は、伝説的なダイヤモンドにまつわるストーリーや、厳選されたハイジュエリーの傑作を通して、グラフの世界を体感できるとびきり貴重な機会だ。

回顧展のために特別に来日する「ザ インフィニティ ティアラ」。157.80カラットのハートシェイプダイヤモンドに注目。

ダイヤモンドへの情熱が切り拓いた、華麗なる歴史。

「21世紀のキング オブ ダイヤモンド」と称されるローレンス・グラフ。その華麗なキャリアは、15歳でロンドンの宝飾工房に見習いとして入ったことから始まった。ジェムストーンの価値を見極める天賦の才能を持った彼は、18歳の若さで早くも独立。1960年、22歳で自身の名を冠したブランドをスタートさせた。

ブランド創業者兼現会長のローレンス・グラフ。

やがて彼の名は、中東やアジアの富豪から世界各国の王侯貴族にまでに知れ渡り、グラフは最高峰のダイヤモンドを扱うジュエラーとして、確固たる地位を築き上げる。2013年には大英帝国勲章(OBE)を授けられた、まさに伝説的な人物だ。

ロンドンにオープンした初店舗。

彼が生涯をかけて追い求めてきたのは、稀少なダイヤモンド原石にひそむ究極の輝き。大地から掘り出されたばかりの原石が、彼の手にかかると眩しいほどの光を放つ至高の宝石へと生まれ変わるのだ。グラフには原石の買い付けからカット、研磨、デザイン、ジュエリー制作までを一貫して手がける体制があり、美貌のダイヤモンドを世に送り出してきた。

157カラットのハートが輝く、夢のティアラを展示。

ティアラを飾る「ザ グラフ インフィニティ」ダイヤモンド。

今回の回顧展のハイライトは「ザ インフィニティ ティアラ」。天空へと伸びるようなラインを優雅に描くデザインは、胸が高まるほどドラマティック。その頂点に輝くのは、157.80カラットものハートシェイプダイヤモンド「ザ グラフ インフィニティ」。ハート形のダイヤモンドとしては世界最大級で、カラーの最高ランク“Dカラー”と鑑定された稀有な宝石だ。

「ザ グラフ インフィニティ」がカットされたダイヤモンド原石。この状態での透明度が高いことがよくわかる。

この奇跡のハートは、ボツワナのカロウェ鉱山で発見された373カラットの原石からカットされたもの。グラフの専門家たちは数か月かけて内部の構造を精査し、熟練のマスターカッターが難度の高いハートシェイプの研磨に挑んだ。左右対称の曲線とシャープな先端を美しく整えるため、研磨だけでも6週間。完成までには1年以上を要したという。

上:デジタル解析された原石。下:手作業で行われるダイヤモンドの研磨。

その圧倒的な美しさにインスピレーションを得たグラフのデザインディレクター、アン−エヴァ・ジェフロワは、ダイヤモンドの優美な曲線を生かした流麗なティアラをデザイン。スパイラルを描くループには、さらに18石のハートシェイプダイヤモンドが配されている。

実はこのティアラには、さらに驚くべき物語が秘められていた。

悠久の時を経て出合う、ふたつのダイヤモンド。

センセーションを巻き起こした原石「ザ レセディ ラ ロナ」。

2017年、やはりカロウェ鉱山で発見された1109カラットもの桁外れに大きなダイヤモンド原石「ザ レセディ ラ ロナ」をグラフは入手した。世界最大の原石「カリナン」に次いで、当時としては史上2番目の大きさを誇り、ニュースにもなった原石だ。

この原石から生まれたのが、302.37カラットのスクエアエメラルドカットダイヤモンド「ザ グラフ レセディ ラ ロナ」。GIA(アメリカ宝石学会)が鑑定した同じカットのダイヤモンドのなかで最大、かつ最高品質のカラーとクラリティを備えると認定された歴史的なダイヤモンドだった。

原石「ザ レセディ ラ ロナ」からカットされたダイヤモンドのうち最大の大きさを誇る「ザ グラフ レセディ ラ ロナ」。

この驚くべき1109カラットの原石と、「ザ グラフ インフィニティ」を生み出した373カラットの原石には、運命的なつながりがあった。ふたつはもともと同じひとつの結晶だったことが判明したのだ。地球の誕生と同じ頃に大地の奥深くで生まれ、自然の力で分かれたふたつのダイヤモンド原石。それらが再びグラフのもとで出合い、それぞれに比類ない輝きを与えられた──こんなストーリーを知ると、心が熱くなってくる。

大自然が育んだ奇跡と、人間の卓越した技術。ふたつのダイヤモンドがたどった壮大な旅は、グラフの歴史の中でもひときわスペシャルな一章だ。

ピンク、ブルー、イエロー……ため息を誘う甘い色彩。

グラフの歴史を彩ってきたのは、無色透明のダイヤモンドだけに終わらない。色鮮やかなファンシーカラーダイヤモンドの数々もまた、ブランドの卓越した審美眼を裏づける存在だ。

左から:「ザ エンプレス ローズ」「ザ ヴィッテルスバッハーグラフ」「ザ ドゥレア サンライズ」。

2001年に発表された優美なペアシェイプの「ザ エンプレス ローズ」は、70.39カラットの当時世界最大のインターナリーフローレス ファンシーライトピンクダイヤモンド。極めて高い透明度を誇り、スイートなピンクの光を放つ。

また2010年に発表された「ザ ドゥレア サンライズ」は、118.08カラットのファンシービビッドイエローダイヤモンド。南アフリカで発見された221カラットの原石から生まれた、鮮烈な黄金色と端正なスクエアエメラルドカットが印象的。

そして「ザ ヴィッテルスバッハーグラフ」は、ヨーロッパの王侯貴族たちに受け継がれてきた由緒あるブルーダイヤモンド。ローレンス・グラフは2008年にこれをオークションで落札すると、大胆にもこれを再研磨。灰色がかった暗い色調を鮮やかなファンシーディープブルーへと変え、透明度も向上させた。

宝石の美しさを引き出す情熱にかけては、やはりローレンス・グラフの右に出る者はいないのだ。

新作ハイジュエリーからカフェまで、グラフの世界に浸るひととき。

大自然が生み出した原石のポテンシャルを見極め、その可能性を最大限に引き出すグラフ。これまで追求してきた美の世界を体感できる回顧展では、ブランドの歴史をたどるショートフィルムも上映。会場には、グラフファミリーが厳選した新作ハイジュエリーのマスターピースから、ブランドを象徴するファインジュエリー コレクションまでが一堂に並ぶ。熟練の職人たちの手で一つひとつ命を吹き込まれたジュエリーを、間近で堪能できるのも嬉しい。

さらに、グラフ カフェやギフトショップも登場し、会場限定の特別なアイテムも手に入る。ダイヤモンドが紡ぐ地球規模の壮大なストーリーに親しみながら、贅沢なひとときをここで楽しみたい。

Celebrate 65 Years of Graff Excellence
グラフ 65周年にわたる輝きの回顧展

開催期間:2026年11月12日(木)~11月25日(水)
開催場所:東京都渋谷区神宮前6-35-6
予約方法:グラフ公式LINEより ※完全予約制
開)11:00~19:00(最終入場は18:30)
料)無料(入場日時の事前指定が必要)

問い合わせ先

グラフダイヤモンズジャパン クライアントサービス
0120-667-687(フリーダイヤル)
https://www.graff.com/jp-ja/home/
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  • text: Keiko Honma
  • photography: Graff