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【フィガロジャポン35周年企画】
塚本香とセアン・デザイナー秋山珠美によるトークショー&香席体験をレポート。
2025年に創刊35周年を迎えたフィガロジャポンでは、「アールドゥヴィーヴルへの招待」をテーマに、読者の皆様にさまざまな体験の場を提供してきた。
3月28日には、SCEARN(セアン)青山でセアン×フィガロジャポンによるスペシャルなイベントを開催。この日のために用意された見事な桜の木のもとでトークショーや香席体験、さらには限定アイテムの受注会など、さまざまな催しを用意。セアンの最新作を堪能しながらのショッピングはもちろん、心まで満たされる楽しい内容に。

店内に飾られた満開の桜の木「プリンセス雅」に見守られながら、ファッションジャーナリスト・塚本香とセアンのデザイナー・秋山珠美のトークショーがスタート。2024年秋に、「心の声を聴き、自分と向き合い、自分らしさを見失わず」というメッセージを込め、―日本の伝統美をモダンに再解釈―というコンセプトから誕生したセアン。

最新作のテーマ「折型」について、秋山はパターンの実物を手に取りながら解説。「折り目をプリーツで表現し、それをバイアスに傾けることでドレープが生まれます。服づくりには、そちらに進む予定だったけど、こちらの方が綺麗だったという予定調和に収まらないことがよくある」と語り、計算を超えた偶然の美こそが日本的だと言う。

セアンの最新作に身を包んで登場した塚本は「いま、私が着ているセアンの服も身体を入れた時に自由に形が変わるんだな、と実感しました。後ろがふんわり膨らんでいて、身に着けて動いたり、風を感じたりするとまた違う美しさが生まれるのです」と話す。その表情が変化する服作りで大切にしているのは”パターン”だと秋山。「さらに素材をバイアスで使うなどのセアンらしい創意工夫も」。
塚本は「迷った時に着るものを変えると、それまでの思い込みから解放されることも。ファッションは、自分が気づかなかったことを教えてくれる方法のひとつです」と。難しく考えなくていい、もっと自由に服と向き合って欲しい、そんな温かいメッセージが会場に広がった。

2階でのトークショーの後は、ゲストたちは1階の売り場へ移動。2026年春夏プレ&メインコレクションが並ぶ店内で、ショッピングを楽しんだ。

さらにこのイベントだけのスペシャルな別注アイテムとして、着物の直線的な平面パターンを着想源に、それを45度傾けることで奥行きのある立体へ導いたセアンらしいKASHIGUのTシャツとドレス、そして、ベージュ、ブラック、ネイビーからカラーが選べるシルク素材のTSUTSUMUパンツも用意され、いち早く受注が可能に。

ショッピングクルーズのあとは、お茶とお菓子でひと休み。この日、用意されたどら焼きは、店舗2階にあるRe Gallery SCEARNにて月替わりで季節限定の和菓子づくりの体験イベントを開催している、井口いすゞ氏が手がけたもの。

日本古来の香道の所作「聞香(もんこう)=hear the scent」がブランド名の由来となっているセアン。このイベントでも香道家・髙野香聖による香席体験が開催された。



咲き誇る桜の花を愛でながら、春の情景を想起させる2つの香りを聞き比べる初心者向けの「香席」。ゲストたちは、心静かに香りに向き合い、穏やかで満たされる時間を満喫した。
SCEARN AOYAMA
東京都港区北青山3-13-7
@scearn_official
- photography: Yui Fujii
- text: Tomoko Kawakami