パリについに登場した日本のイタ飯。6区の「ノンノ・サン」で日伊賛歌を。
おにぎり、手巻き寿司、ラーメン、お好み焼き……日本の味をパリで味わえるところがパリ市内に増え続けている。そんな中、“イタ飯”という日本ならではのジャンルの料理がパリに初登場した。アジア系の食の店が並ぶドフィーヌ通りの20番地にこの秋オープンした「NONNO SAN(ノンノ・サン)」だ。

イタリアと日本の融合が生んだ素晴らしい料理がイタ飯。ノンノ・サンの誕生の背景にいるのはKOBOというグループのオーナーのケイタ・スケノとヴィクトリア・ルチアーナという日伊カップルである。パリを古くから知る日本人にはおなじみの老舗の寿司屋築地の経営者の家に生まれたケイタと、イタリア南部でおじいちゃん(ノンノ)が作る伝統の味で育った孫ヴィクトリアならではの新しい冒険だ。メニューにはプリマ(パスタ)としてリガトーニやスパゲティがあり、その隣ページには“ITAMESHI”として明太子スパゲティ、青海苔とマスの卵のニョッキ、梅のカペリーニ(冷製)が並んでいる。


もちろんパスタだけでなく前菜、セコンド(メイン)にも日伊ならではの料理が見つかる。前菜で言えば、カプレーゼ・サラダのソースがほうじ茶だったり、メインの鯛は昆布じめだ。デザートもしかり。マスカルポーネのクリームの上に乗せるパウダーはカカオに加え、抹茶、きな粉のチョイスが。最近ではフランス人も日本の食材に詳しく、また関心も高いので、こうした提案はきっと人気を呼ぶことだろう。週末の食事は12時からノンストップなので、サンジェルマン界隈での買い物後にここで軽くイタ飯!というコースを考えてみては?


ノンノ・サンは朝は9時からの営業で、カフェとしても使える店である。カフェについてはイタリア色が、お茶については日本色が強いメニューだ。平日は9時から12時まではバーカウンターの中に並ぶクロワッサンやイタリアン・サンドイッチとともに。クロワッサンはイタリアのようにクリームを詰めたタイプも。ランチの後は午後のカフェタイムだ。のんびりと友達とおしゃべりというのに最高の時間が過ごせる。パリっ子に不可欠なアペリティフ・タイムは18時から。柚子・スピリッツ、紫蘇・ジントニック、梅酒・スピリッツなどオリジナル・カクテルが待っている。お供にはイタリアのシャルキュトリィ、ブラータ……これもまた日本とイタリアの融合だ。ケイタとヴィクリアが紡ぐ物語を存分に味わえるノンノ・サンだ。

Nonno San
20, rue Dauphine
75006 Paris
営)9:00〜22:30(月~金・ランチ12:00~14:30、18:00~アペリティフ、ディナー19:00~22:30/土日・12:00〜22:30)
無休
@nonno.san6