【カンヌ国際映画祭】「ド・ゴール将軍の孤独な戦い」を描いた歴史映画の上映に、フランスの盟友たちが集結!

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アデル・エグザルコプロス、ニールス・シュネデール、ブノワ・マジメル──。5月20日(水)、アントナン・ボードリー監督による歴史映画『La Bataille de Gaulle(原題)』の上映にあわせ、豪華スターたちがカンヌのクロワゼットのレッドカーペットに集結した。同作はコンペティション部門外作品として上映された。

  • アデル・エグザルコプロス第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月20日)photography: Stephane Cardinale – Corbis / Corbis via Getty Images

  • プラダの衣装を纏ったクリストフ・オノレとヴァンサン・ラコスト、アデル・エグザルコプロス第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月20日)photography: Gisela Schober / Getty Images

  • ポール・キルシェ、ナディア・テレスキウィッツ第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月20日)photography: Pascal Le Segretain / Getty Images

  • アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッドを纏ったハイディ・クルム第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月20日)photography: Pascal Le Segretain / Getty Images

  • ケヴィン・スペイシー第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月20日)photography: Gisela Schober / Getty Images

  • ケヴィン・スペイシー第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月20日)photography: Stephane Cardinale – Corbis / Corbis via Getty Images

  • イリーナ・シェイク第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月20日)photography: Gisela Schober / Getty Images

  • イリーナ・シェイク第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月20日)photography: Gisela Schober / Getty Images

  • ココ・ロシャ第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月20日)photography: Stephane Cardinale – Corbis / Corbis via Getty Images

  • バー・ラファエリ第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月20日)photography: Gisela Schober / Getty Images

  • タリア・ベッソン第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月20日)photography: Gisela Schober / Getty Images

  • アリス・ウィノクール第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月20日)photography: Stephane Cardinale – Corbis / Corbis via Getty Images

  • プラダのドレスを纏ったエロディ第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月20日)photography: Ernesto Ruscio / Getty Images

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水曜日の夜のクロワゼットには、華やかな顔ぶれが集結した。第79回カンヌ国際映画祭が少しずつ終幕へと近づくなか、5月20日には新たな作品がパレ・デ・フェスティバルでコンペティション部門外上映された。上映されたのは、2019年にフランソワ・シヴィル主演の映画『ウルフズ・コール』で知られるアントナン・ボードリー監督の『La Bataille de Gaulle』だ。第一部『La Bataille de Gaulle : l’Âge de Fer』は6月3日に公開予定で、続く第二部『J’écris ton nom』は7月3日に公開される。

この長編映画には、シャルル・ド・ゴール将軍役のシモン・アブカリアンをはじめ、ニールス・シュネデール、ブノワ・マジメル、アナマリア・ヴァルトロメイ、さらに『Le Roman de Jim(原題)』での演技によりセザール賞主演男優賞を受賞したカリム・ルクルーらが出演している。歴史に着想を得た本作の舞台となるのは、1940年、敗北に沈むフランス。暗黒の時代のなか、ひとりの男が不可能とも思える賭けに挑む。周囲の反対をものともせず、「戦いはまだ終わっていない」と世界に訴え続けた、ド・ゴールの孤独な闘いを描く。

レッドカーペットには、カリム・ルクルーを除くキャストとスタッフが勢ぞろいし、二段階に分かれてパレ・デ・フェスティバルのレッドカーペットを進んだ。最初に登場したのは、監督アントナン・ボードリーとシモン・アブカリアン。その後、ほかのキャスト陣も合流し、伝説的な階段の頂上で恒例のフォトコールに応じた。なかでもひときわ視線を集めていたのがニールス・シュネデール。白いサテンのスーツに、横へなでつけたグロッシーなヘアスタイルを合わせ、まるでイタリアン・マフィアのパトリアークを思わせるような佇まいを見せていた。

圧巻の存在感を放ったアデル・エグザルコプロス

この水曜日の夜、レッドカーペットでもうひとつ大きな注目を集めていたのが、クリストフ・オノレ監督作『Mariage au goût d’orange(原題)』のチームだった。家族のスキャンダルを背景に描かれる、ほぼ自伝的なラブストーリーで、カンヌ・プレミア部門に出品された作品だ。豪華キャストが勢ぞろいした本作のチームは、アデル・エグザルコプロス、ヴァンサン・ラコスト、ナディア・テレスキウィッツ、そして2024年にルドヴィック&ゾラン・ブケルマ監督の『Leurs enfants après eux(原題)』で注目を集めた、フランス映画界の新星ポール・キルシェらがレッドカーペットに集結した。なかでも再び大きな話題をさらったのがアデル・エグザルコプロス。後ろにスリットが入ったブラックのテーラードパンツに、丸みを帯びて流れるようなフォルムのホワイトトップスを合わせた装いで登場。大胆に背中を見せたスタイルが、ひときわ鮮烈な存在感を放っていた。

レッドカーペットに漂った気まずい空気

この夜に上映された作品の重厚なテーマを反映するかのように厳かな雰囲気に包まれていた今回のレッドカーペット。しかし、その空気は、アメリカ人俳優ケヴィン・スペイシーの“ごく短く、できる限り目立たない形での”登場によって、一瞬ざわめきに包まれた。複数の男性から性的暴行の告発を受けて以来、ハリウッドから事実上ボイコットされている『ハウス・オブ・カード 野望の階段』などで知られる俳優は、今回カンヌに復帰。しかし、かつて華々しいスポットライトを浴びていた存在とは対照的に、今回は無名の来場者たちに紛れるような形で足早に姿を見せた。まるで、いかなるスキャンダルも避けようとしているかのようだった。

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

From madameFIGARO.fr

  • text: Louise Ginies (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi