「ジャック公子は控えめ、ガブリエラ公女は......」モナコのアルベール2世、双子の性格について語る。
Celebrity 2025.06.20
6月14日(土)放送のフランスのテレビ番組「50' Inside」に出演したアルベール2世は、双子のジャック公子とガブリエラ公女について珍しく語り、特に彼らの性格の違いについて触れた。

2024年12月に10歳の誕生日を迎えたジャック公子とガブリエラ公女は、成長するにつれて、ますますはっきりとした存在感を示すようになっている。彼らの性格や特徴は、日々の振る舞いに表れてきている。モナコのアルベール2世は、6月14日(土)にTF1のテレビ番組「50' Inside」のインタビューで、ジャーナリストのイザベル・イトゥルブルに対し、「彼らはとても違います。それが美しさを生んでいるのです」と語った。
スペースと自由
王位の継承者であるジャック公子は、双子の妹であるガブリエラ公女に比べて「少し控えめ」だという。「内向的とは言いませんが、一部のことに対しては少し慎重です」とアルベール2世は説明する。ブロンドのロングヘアのガブリエラ公女は「より表現豊か」で、10歳にしてすでに「しっかりとした性格」だという。アルベール2世は、ジャック公子とガブリエラ公女が自分らしさを恐れず、儀礼に伴う義務があっても自由に感じられることが絶対に重要だと考えている。「それが彼らを傷つけたり、あまりに精神的に重くのしかかったりしてはいけません。十分なスペースと自由を与えなければならないでしょう。若さを謳歌できることがとても大切です」と、イザベル・イチュルブルとの対談で強調した。
たとえモナコ公国の公式行事であっても、彼らの自由を制限することは論外だという。「公式の場での振る舞いは身についていますが、『そこに座りなさい』とか『こうしなさい』といった形式的な指示で行うものではありません」と述べた。
アルベール2世は、双子のジャック公子とガブリエラ公女にできるだけ普通の子ども時代を過ごさせたいという思いから、他の父親たちと同じように、定期的に子どもたちを学校へ送り届けている。そして他の子どもたちと同じように、ジャック公子とガブリエラ公女も時には少しだけ父親の存在を恥ずかしく思うことがあるそうだ。「彼らは友だちと一緒に行きたいから、僕には少し後ろにいてほしいと思っているみたいです」と、アルベール2世は笑顔で認めた。アルベール2世と妻のシャルレーヌ公妃は、子どもたちの暮らしにちょうど良いバランスを見つけているようだ。学校の宿題や遊びの時間に加え、いくつかの公務も取り入れながら、子どもたちが日々を過ごせるように工夫している。それは、将来王族としての役割を担うために、無理のない形で少しずつ慣れていってもらうためである。
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text: Solene Delinger (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi