新進モデルのアンナ・エワース、彼女を見出したアレキサンダー・ワンが明かすその魅力とは？

ドイツ出身の新進モデル、アンナ・エワースといえば、バレンシアガのクリエイティブディレクターを務めるアレキサンダー・ワンがオンライン上で見かけた彼女の写真に惚れこみ、キャスティングディレクターに連絡を取るよう指示したことから、現在の人気モデルとしてのキャリアが始まったことで知られる。

2013年2月に行われたアレキサンダーのバレンシアガでのデビューコレクションでランウェイを歩いたアンナは、早くもその年の暮れの2014年春夏コレクションシーズンには37ものショーに登場する人気モデルにまでなったが、これは彼としては当然の結果だったらしい。「アンナは、ただただ素晴らしい美しさの持ち主。それに、自分のセクシャリティに自信を持っている」と、アレキサンダーはファッション専門サイト『Style.com』に対して語っている。「とてもフェミニンでありながら、一方でアンドロジェニックな魅力もあり、男性も女性も惹きつけるものを持っている。それが彼女に、曖昧で神秘的な印象を与えているんだ」。

アレキサンダーはアンナを、バレンシアガでも自身の名を冠するアレキサンダー ワンでも起用し続けており、両ブランドの広告キャンペーンにもしばしば登場している。彼によれば、アンナにはハリウッド黄金期のスター女優のようなグラマラスな魅力がありながら、地に足がしっかりと着いており、撮影セットに入った瞬間にはすべての準備ができているという。「彼女は引き出しも多くて、そのへんはかつてのスーパーモデルたちにも共通する資質。特に何も着ていなくても、あまり主張のない服を着ても、逆にちょっと奇抜な非対称のレイヤーが何層も重なった服でも、すべてを素敵に見せてくれるんだ」。

2015年秋冬コレクションシーズンでも、トム フォードやロダルテといった有力ブランドのショーに登場しているアンナ。そんな成功のきっかけを作ったアレキサンダーに、彼女はもちろん感謝している。「アレキサンダーと仕事をさせてもらってから、私のモデルとしてのキャリアは素晴らしいものになったわ。彼と出会ってから自分も大きく変わり、引っ込み思案の恥ずかしがり屋から、自信を持って堂々とランウェイを歩けるようになったの」と、ファッション専門サイト『Refinery29』に対してコメントしている。