「ロックの殿堂」に登壇したゼンデイヤ、ドレス姿が話題になった理由は?

Fashion 2024.10.22

28歳の女優は、10月19日に行われた音楽界のアイコンを称える「ロックの殿堂」セレモニーに登場し、大胆なドレスを披露した。

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ロケット・モーゲージ・フィールドハウスで行われたロックンロール・ホール・オブ・フェイム(ロックの殿堂)セレモニーに登場したゼンデイヤ。(クリーブランド、2024年10月19日)photography: THEO WARGO / Getty Images via AFP

それはロックンロールな夜にふさわしいドレスだった。10月19日、オハイオ州クリーブランドで「ロックの殿堂」入りセレモニーが開催された。この名誉あるイベントでは、メアリー・J・ブライジ、デイヴ・マシューズ・バンド、フォリナー、オジー・オズボーン、そしてシェールといったアーティストたちがロックの殿堂に加わった。特にシェールを迎えるため、イギリスとアルバニアにルーツを持つポップスター、デュア・リパがアメリカのアイコンであるシェールの楽曲「ビリーヴ」をアレンジし、ポップなパフォーマンスを披露した。しかし、その夜、注目を集めたのはゼンデイヤだった。シェールに敬意を表するスピーチを行うために招かれた28歳の女優は、大胆なカットの光り輝くドレスを身にまとい、ステージに登場した。

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シェールへのオマージュ

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CBSで放送された番組「シェール」でパフォーマンスを披露するラクエル・ウェルチとシェール。(ロサンゼルス、1975年2月16日)photography: CBS Photo Archive / CBS via Getty Images

話題のドレスは、デザイナーのボブ・マッキーの2001年コレクションのアーカイブで、全て手作業でビーズが施されている。レースアップのビスチェが女優のウエストに官能的に巻きつき、胸元をわずかに覆うデザインだった。本名をロバート・ゴードン・マッキーというこのデザイナーは、長年シェールにグラマラスで大胆な作品を提供してきた。透け感と光沢のある刺繍を得意とするこのアメリカ人デザイナーは、1967年にテレビ番組「ザ・キャロル・バーネット・ショー」でシェールの衣装を初めて手掛け、彼女をミューズとしてきた。今回のゼンデイヤのドレスは、特に1975年2月16日にCBSの番組「シェール」でシェールがテレビパフォーマンスを行った際に着用したドレスへのオマージュとなっている。

ゼンデイヤは2024年版のドレスに合わせて、クリスチャン・ルブタンのソー・ケイトのハイヒール、ダイヤモンドのイヤリング、ブルガリのハイジュエリーコレクションのマキシリング、そして同ブランドのパヴェダイヤモンドのスタッズがセットされたトゥボガス ブレスレットを着用した。

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021年)のスターは、超ロングの滑らかなヘアスタイルを選び、それは明らかにシェールのシグネチャー・ヘアスタイルを思い起こさせた。「シェール、ありがとう。あなたが多くの人々のために道を切り開き、真実を生きて語る勇気を与えてくれたこと、そしてあなたのように大胆で寛大でいる勇気を持たせてくれたことに感謝します」とスピーチし、観客から称賛を受けた。少し前に、ふたりのスターはステージ上で再会し、温かい抱擁を交わした。ふたりのアイコン、ひとつのスタイル。

text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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