実は十二支は「年」だけではない。隠れた性格と26年下半期の運勢を東洋占術のプロ、法演が解説。
日本人なら誰もが知っている生まれ年の動物。十二支は、年だけでなく生まれた月日や時間にも存在する。ここでは十二支それぞれの基本的な傾向と、前半の勢いが徐々に落ち着いてくる下半期の運勢を法演が明らかにする。

生まれ年に割り当てられた12種類の動物から、その人の運勢や性格を見る十二支占い。「同級生全員、同じ運勢になるの?」と違和感を覚えるかもしれない。「学生時代を振り返ってみると、体育祭でやたら盛り上がる学年、文化系イベントに強い学年というように、学年ごとのカラーがあったのではないでしょうか」と指摘するのは、東洋占術をベースにする占い師の法演。
「戌年はチームワークがいい、丑年は細やかな作業が得意というように、生まれ年ごとに異なる傾向が見られます。ここではその根底にある考え方を読み解いていきましょう」
そもそも十二支は時間・年・日・方角を指す記号として中国で生まれ、東アジア全域に広まった。
「この概念をわかりやすく伝えるため、なじみの深い動物が割り当てられるようになりました。種から芽生え、花が咲いて実になって種に戻るという植物の成長サイクルを12段階で表しており、季節の移り変わりを知る手がかりとなることから農作業や年中行事の目安として重宝されるようになりました」
基本的な性格の傾向や特徴を表す十二支は、別の要素を組み合わせることでさらに掘り下げることができる。そのひとつが、自然界の要素を表す「五行(木・火・土・金・水)」と、それぞれの「陰陽」を組み合わせた十干(じっかん)。“干支(かんし、えと)”と表現されることからわかるように、十二支は十干と非常に相性がよく、組み合わせることで60通りの傾向を見ることができる。
「2026年の干支である“丙午(ひのえうま)”を耳にしたことがあるかもしれません。丙は太陽を、時刻を表す午は太陽がいちばん高い正午を指しており、これは五行で火に対応します。丙午は丙=太陽が並列することから、『主役がふたつ、中心が定まらない、どちらも大切で手放せない』といった事象が起こりやすい年といえます」
これが示すのは、“仕事と家庭”“本業と副業”というように、大切なものがふたつ現れるという事象だ。
「炎のように激しい勢いを持つ年ですから、無理に白黒をつけたり、どちらかを選び取ったりする必要はありません。体力や時間の配分を意識してどちらも大事にすることが、このエネルギーと付き合うコツなのです」
なお、十二支は生まれた月にも当てはめることができる。その場合、12月生まれが子、1月が丑……と順に進み、11月が亥となる。年と月を合わせて見るとさらに個別性の高い傾向を知ることができるので、各項を参考にして。
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法演/Houen
真言宗の得度を受けた修験者としての顔を持つ占い師。四柱推命など東洋占術を中心に、タロット、姓名判断などさまざまな占いを学ぶ。東洋占術と自身の修行経験からオリジナル占術「MITSURI(密裏)」を考案した。
のごみ人形工房
0954-63-4085
https://www.nogominingyo.com/
- photography: Akemi Kurosaka (Clock)
- editing: Ryoko Kuraishi
*「フィガロジャポン」2026年8月号より抜粋











