個性が際立つ空間で、極上のコーヒータイム。

Lifestyle

ウォールデン・ウッズ・キョウト

2017年12月のオープン直後から話題を呼んだ人気カフェ。大正時代の洋館をオリジナルのカモフラージュ柄で覆った真っ白な空間が、住宅街で異彩を放っている。no44のクリエイティブディレクター、嶋村正一郎氏が空間プロデュースやデザイン、BGMを、関西エリアでレストランを運営する西村雄次氏が全体のプロデュースを担当した。目指したのは「自由に楽しめる空間」。1階はカウンター内にプロバット社の焙煎機が鎮座する販売スペース。2階はテーブルもイスもなく、フロアを囲む階段席のみというユニークな造り。浅煎りでフルーティな自家焙煎コーヒーや注文を受けてスパイスを調合するチャイを、思い思いに楽しんで。

オーナーふたりがドイツまで買い付けに行ったプロバット社の1966年製の焙煎機。鉄の厚みがあり、半熱風式でやわらかくふっくら火が入るそう。天井に並ぶランプは、フランスのジェルデ社のヴィンテージ。

コーヒーは、ハリオのドリッパーを使って、一杯ずつ丁寧にハンドドリップ。

コーヒーは、ブレンドとシングルそれぞれに定番と季節限定を用意。ウォールデンブレンド¥400、ビッグクッキー¥200

多治見のカフェオレカップにたっぷり注がれるクリーミーなラテも人気。¥450

ヘンリー・D・ソローの代表作『ウォールデン 森の生活』から着想を得た白い空間。窓の向こうに見える公園の緑が心地いい。

スタッフがベトナムやカンボジアなどの旅先で見つけたスパイスを数種配合。注文後にスパイスをひくため、スパイシーで香り豊か。チャイ¥600

『森の生活』にちなんで、ブランケットやキャンドルなどを販売。フランス軍などのデッドストックのブランケットは人気のアイテム。薪や鳥のオブジェなど、森の生活を連想させるアイテムもあちこちに。

ロケーションは京都駅と街中を結ぶ中間地点で、今後開発が進む注目のエリア。大きく開いたエントランスにオープンな雰囲気が漂う。
 

ウォールデン・ウッズ・キョウト
Walden Woods Kyoto

京都市下京区栄町508-1(花屋町通り富小路西入ル)
tel:075-344-9009
営)9時〜19時(8、9月〜22時)
不定休
カード不可
www.walden-woods.com

〉〉ガレージを改装したミニマルなカフェ。

シコウ

二条城の東側に、今年4月にオープンしたコーヒーとアンティークのお店。木の扉に小さな看板。控えめな外観ながら、思わず引き寄せられるような佇まい。扉を開けると、シンプルで温かみのある空間が広がっている。店主の堀口正人さんは福岡の人気店「コーヒーカウンティ」を経て独立。こちらでも同店の焙煎豆を使っている。「もともとアンティークのお店をやりたくて、アンティークとコーヒーが楽しめるお店にしました」。一角の棚に並ぶのは、フランスを中心とするヨーロッパの古い雑貨たち。白いプレートやワイングラスなど、シンプルなデザインの中に味わいのあるものが揃う。一度で二度おいしい新スポットだ。

「中心から外れた静かな場所を選びました」と堀口さん。実は住宅のガレージを改装。店名は思考、嗜好などさまざまな意味を含ませて。

やわらかなトーンの白い空間に、アンティークや特注した木の家具が並ぶ。小さいながら、ゆったりとした時間を過ごせる。

店主の堀口さん。計量器や温度計を使って、一杯ずつ正確にハンドドリップで淹れる。

浅煎り、中煎り、深煎りの3種から選べるコーヒーは、白いマグカップにたっぷりと。ドリップコーヒー¥500、ラムレーズンのフィナンシェ1個¥150

日替わりで数種揃う焼き菓子は、「自由が丘ベイクショップ」の立ち上げにも携わった浮田彩子さんが手がける大阪の「ポニー ポニー ハングリー」から。おやつにぴったりで、コーヒーとの相性も抜群。

アンティークを並べた棚も古いもの。照明がついたテーブルは、名古屋の「ホリー ウッド バディ」にオーダー。

フランスほか、イギリスやベルギー、オランダから買い付けたアンティーク。インテリアに取り入れやすいシンプルなデザインが揃う。

メニューは、コーヒー、アメリカーノ、ラテ、水出しコーヒー、モカ、のシンプルな構成。「コーヒーカウンティ」の豆を使うのは、「おいしいのはもちろん、オーナーの人柄にも惹かれて」と堀口さん。

シコウ
Sicou

京都市中京区西夷川町571-10
tel:075-746-3160
営)11時〜19時
休)火
カード不可

〉〉まるで山小屋?な隠れ家コーヒースタンド。

二条小屋

「COFFEE」の看板を目印に、コインパーキングの奥へと進むと、まさに“小屋”感たっぷりの一軒家が現れる。店主の西来昭洋さんが、築70年、六畳一間の一軒家をセルフリノベーションしたコーヒースタンドだ。高校生の頃からコーヒーの飲み歩きをしていた西来さんが愛用するのは、神戸の「萩原珈琲」の豆。炭火焙煎独特のまろやかな味わいが魅力だそう。コーヒーの種類は、サントス、マンデリンなどをミックスしたブレンドと、浅煎りから深煎りまでを揃えたシングル5種。好みを伝えれば濃さを調整してくれる。山小屋のようにほっこりと和む庵で、味わい深いコーヒーとやわらかなジャズの音に浸って。

場所は、二条城の南側。大通りから路地を一本入ったコインパーキングの奥。

剥き出しの土壁や梁が味わい深い。スタンディングのほか、ベンチを用意。

店主の西来さん。建築業界出身だから、セルフリノベーションができたという。

サントス、マンデリン、コロンビア、グアテマラのブレンドは、後味すっきりながら深い味わい。コヤブレンド¥410

キャロットケーキは1年半かけてレシピを完成した奥様の手作り。しっとりした食感とスパイスの塩梅が絶妙なおいしさ。キャロットケーキ(小)¥210

小腹が空いたらホットサンドがオススメ。それぞれを半分ずつ楽しめる「オイルサーディンとソーセージ」¥390

コーヒードリッパーは、カリタやハリオなどを出したい味で使い分ける。

コーヒーカップはドイツやチェコなどの古いもの。ホットサンドのお皿は東寺のガラクタ市での戦利品など。

年代もののトランジスタアンプや真空管アンプを通して、やわらかなジャズの音が空間を満たす。

二条小屋
Nijo Koya

京都市中京区最上町382-3

tel:090-6063-6219
営)11時~20時
休)火
カード不可
www.facebook.com/nijokoya/

photos:SADAHO NAITO, réalisation:NATSUKO KONAGAYA

この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/series/kyoto/181004-coffee.html