雨の中倒れていた「子ネコ」を拾って育てたら......! 成長してわかった「意外な正体」とは?

Lifestyle 2025.03.18

道路に行き倒れていた子ネコを助けて育ててみたら、思ってもみない正体が判明した! そんな動画が話題を集めている。英デイリーエキスプレス紙も取り上げた、その結末とは?

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写真はイメージ。photography: Shutterstock

話題の動画をアップしたのは、TikTokアカウントのLucky Angel(@lucky.angel31)だ。このアカウントでは、捨てられたり行き倒れたりと苦しむ動物がレスキューされ、元気を取り戻していく様子を紹介している。

今年1月22日にアップされた動画は、雨に濡れた道路に倒れている小さな白いネコの姿から始まる。子ネコは手のひらにすっぽりおさまってしまうくらいのサイズで、弱々しく今にも力尽きてしまいそうだが、周囲に親らしき姿はない。体重わずか40グラムの小さな子ネコは、丁寧に洗われてノミを駆除され、タオルや毛布に包まれ、シリンジで餌を与えられた。

次第に元気に、大きくなっていく子ネコ。大人のネコに向かっていく姿や飼い主の手にじゃれつく様子は非常に愛らしい。しかし、その姿にはどこか違和感がある。ネコより耳が大きく、ネコというよりは犬のような顔つきをしているのだ。それもそのはず、この子ネコ、実はネコではなく、フェネックというキツネの一種だったのだ!

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正体はフェネック

フェネックは北アフリカの砂漠地帯が原産のキツネの一種だ。その体長は大人でも30〜40センチ、体重は1〜2キロ程度で、だいたいチワワくらいの大きさだ。そのいちばんの特徴は、独特の大きな耳である。一部の国では禁止されているものの、ペットとして世界中で飼育されている。日本でもエキゾチックアニマルとして販売されているものの、一般人による飼育は難しいとされている。動画は大きくなった子ネコ、もといフェネックが、保護してくれた人間にすっかり懐いている様子で終わる。男性の腕の間に挟まったり手元に擦り寄ったりと、まるでネコのような仕草を見せていた。

この驚きと愛らしさに満ちた動画はなんと4950万回も再生され、300万回以上のいいねを獲得している。「ネコからキツネになった」「途中までネコだったよね?」「入れ替わってない?」といったコメントが世界各国の言葉で並んでおり、動画を見た人々の混乱ぶりが窺われる。

なお、動画が撮影されたのはアメリカ国内のようだが、なぜアフリカ原産のフェネックの赤ちゃんがアメリカの街中に倒れていたかはわからない。フェネックは高額で取引されているといい、コメント欄にはヤラセを疑う声も少なからずあるが、真相は不明だ。このフェネックが大切にしてくれる人間の元、幸せに生きてくれることを祈るばかりだ。

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@lucky.angel31 Rescue a puppy #rescue #rescueanimals #animals #animalsoftiktok #rescuedog #puppy ♬ Perfect - Ed Sheeran

text: Izuki Yoshii

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