ブルゴーニュワインが好きになったら! 試してみたい白ワイン品種「アリゴテ」と「ピノ・ブラン」の味わいとは。

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ブルゴーニュのワインが好きになったらぜひ試してみたい注目の白ワイン品種、アリゴテとピノ・ブランとは? ワインジャーナリストの柳忠之が解説。


vol.13 アリゴテ/ピノ・ブラン

連載の第1回でご紹介したように、白ワインのトップアイドルはシャルドネ。とりわけフランスのブルゴーニュ地方では、モンラッシェに代表される偉大で高貴な白ワインが生み出される。しかしブルゴーニュ地方にはシャルドネのほかにも、うっかり忘れがちだが栽培されている白品種がある。アリゴテとピノ・ブランだ。

アリゴテは酸味の強い品種で、もっと飲みやすくしようとディジョン市長だったフェリックス・キールはカシスのリキュールと割ることを思いついた。これがカクテルのキール。いまは温暖化の影響で酸味も適度。その品質がおおいに見直され、真剣に向き合う造り手が急増している。

ピノ・ブランはピノ・ノワールの突然変異。ブルゴーニュでは常に日陰者で発泡性のクレマンに混ぜられることが大半だが、アルザス地方なら質の高い白ワインが見つけられる。


ジョスメイヤー
ピノ・ブランミズ・デュ・プランタン
A.O.C.アルザス

JOSMEYER
PINOT BLANC MISE DU PRINTEMPS
A.O.C. ALSACE

国・地域:フランス アルザス
アルコール度数:12.5%

控えめな香りと爽やかさが、日本料理にもぴったり。750ml ¥4,180/グッドリブ(03-5205-6137)

アルザスではクレヴネールとも呼ばれるピノ・ブラン。オーセロワというピノ・ブランによく似た品種とブレンドされることも多く、こちらのワインもブレンドもの。香りの華やかさに乏しいピノ・ブランだが、それがかえって料理の邪魔をしない。とりわけ繊細な和食には日本酒感覚で合わせられる。このワインは芳醇な飲み口の中に爽やかさも感じられ、名前のとおり春(=プランタン)らしい味わい。

酸味    ●●◯◯◯
果実味   ●●●◯◯
ミネラル感 ●●●◯◯

ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ
ブーズロン

DOMAINE DE VILLAINE
BOUZERON

国・地域:フランス ブルゴーニュ
アルコール度数:13.5%

果実味とミネラル感が身上、特別なアリゴテ。750ml ¥6,160 ※2020年ヴィンテージの価格/ラック・コーポレーション(03-3586-7501)

ブルゴーニュのアリゴテでも特別な地位にあるのがブーズロン産。アリゴテで唯一、フランスのワイン法上格上の村名A.O.C.(原産地呼称)が与えられている。ドメーヌ・ド・ヴィレーヌの創始者オベール・ド・ヴィレーヌはその昇格活動に尽力した人物で、かのドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの前共同経営者だ。このブーズロンは並のアリゴテでは得られない凝縮感と骨格、それにミネラリティを備えている。

酸味    ●●●●◯
果実味   ●●●◯◯
ミネラル感 ●●●●◯

今月の講師

柳 忠之
ワインジャーナリスト

ワイン専門誌記者を経て、1997年に独立。専門誌、ライフスタイル誌等に寄稿。日本ソムリエ協会発行の資格試験向け教本執筆者。シャンパーニュ騎士団シュヴァリエ。

ワインを自分らしく楽しみ、食卓や日々の生活をより豊かにしたい、そんな知的好奇心の高い人に向けた新しいコミュニティ。知識が身につくワイン講座や試飲イベントの開催、ワインアドバイザーによるコンテンツを日々発信中!

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*「フィガロジャポン」2025年6月号より抜粋

この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/series/wine-study-notebook/260124-wine.html