アスティエ・ド・ヴィラットがパフュームキャンドルを初めて発表してから、10年が経った。創業者のブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットとイヴァン・ペリコリにとって思い出深い場所や憧れの土地が持つイメージから創られた香りは、今や30種を超える。ティヴォリ、モンテ・カルロ、ケンブリッジ、屋久島……といった地名もあれば、パラディ・ラタンといった名前も。ショーを楽しむパリのキャバレーもインスピレーション源になっているのが、いかにもふたりのアイデアらしい。

2008年から始まったパフュームキャンドルのクリエイション。新作Grand Paradisの発表には土地をイメージさせる絵画を展示して。
最新作はアルプスの最高峰であるGrand Paradis(グラン・パラディ)だ。野生のヤギやカモシカが跳ね回る岩がごつごつとした高地へと向かう道ともいえぬ細道を歩く……大自然の中に広がる牧草地から遠くに氷河や雪をいただく山々を眺める。そんなとき、爽やかな一陣の風が吹き、感じられるのは松の香りが混じったグリーンな香り。そこにはアブサント、ミント、セージ、ニガヨモギなどが交じり合っている。こんな香りである。疲れた脳をリフレッシュし、忙しさで忘却する時間の進みを遅くしてくれそう。そんな安らぎを感じさせる、爽やかで美しい香りだ。

アルプス最高峰はイタリア側にあるので、グラン・パラディーゾというイタリア語で知られる地名である。気泡の入った厚いガラスの容器入り(62ユーロ)と、エーデルワイスと高地の花がデザインされた陶製の容器入りの2種。photo:Stephen Kent Johnson
食器用洗剤にも新しい香りが加わった。これまでのセージ、ペッパー、シプレ、ベルガモットに加え、渋いピンク色がきれいなバラの実の香りだ。かすかに香る胡椒、アニス……ほんのり甘くって、地中海沿岸の庭にいるような気持ちに。使われているのはビオのエッセンシャルオイル。手にも優しいし、大好きなアスティエ・ド・ヴィラットの食器を洗う喜びを倍増させる。パフュームキャンドル共々、心に良い香り。アスティエ・ド・ヴィラットの品を愛用することで、日常生活が豊かになる。

ベ・ローズ(中央)が加わり合計5種となった食器用洗剤。1本500㎖入り。photo:Stephen Kent Johnson
173, rues Saint Honoré
75001 Paris
tel:01 42 60 74 13
16, rue de Tournon
75006 Paris
tel:01 42 03 43 90
営)11:00〜19:30
休)日曜
www.astierdevillatte.com
réalisation:MARIKO OMURA
この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/paris/180209-astier-de-villatte.html