ボン・マルシェで、テーベ・マググの幸せをもたらす花が満開。

Paris 2021.09.02

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テーベ・マググがボン・マルシェのためにデザインした花(ブローチ)。小15ユーロ、大20ユーロ

左岸のデパート、ボン・マルシェで8月28日から『Porte-Bonheurs(ラッキー・チャーム)』展がスタートした。これは2019年のLVMHプライズを受賞した南アフリカをベースにするデザイナー、テーベ・マググをゲストに迎えてのインスタレーション。館内中央の吹き抜け部分、エスカレーターの左右に2万の花がカラフルに咲き誇っている。

この花は「Dessine l’Espoir(希望を描いて)」という人道支援団体をサポートするためにテーベがデザインしたお守り的意味のある花なのだ。南アフリカで逆境にある人々の健康、就学の向上を求めて2003年に生まれた団体である。赤やブルーのカラフルな花を製作したのは団体が主催する南アの4カ所のアトリエで働く女性たちだ。

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2万の花が咲き誇る中をエレベーターでアップ&ダウン。

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テーベのデザインを元に花を製作する南アの女性たち。

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デパートでは10月17日まで、この布製の花を販売している。購入予約はデパートあるいはlesfleursdethebe.frにて。その売り上げはDessine l’Espoirに寄贈される。購入者はインスタレーションの終了後に、花を郵送で受け取り、また11月15日の20時から行われるフランスでナンバーワン人気のソプラノ歌手ナタリー・ドゥセイのデジタルコンサートへのアクセスがプレゼントされるそうだ。またこのラッキー・チャーム展のためにデザインされたトートバッグも館内で販売中。この売り上げも同様にDessine l’Espoirへ。花を介して、テーベ・マググが提案する希望に満ちたチャリティ活動、この機会にぜひ参加を!

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左: トートバッグ。黄色、グリーン、赤、黒の4色あり、各25ユーロ。 右: セーヴル通り側のウィンドウにも花が満開だ。photos:Mariko Omura

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テーベ・マググの2021-22年秋冬コレクションより。ファッションを介して人々を啓発することを使命とし、彼は2016年にブランドを設立した。

Porte-Bonheurs 展
会期:開催中~2021年10月17日
Le Bon Marché Rive Gauche
24, rue de Sèvres 75007 Paris
営)10:00~19:45(月~土)、11:00~19:45(日)
無休
(入館にはワクチン接種2回終了証明または72時間以内の新型コロナウイルス陰性証明が必要)

editing: Mariko Omura

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