トリコロールのメゾン・エリゼ、新作パティスリーはロゼシャンパーニュの「マリアンヌ」。
Paris 2026.04.19
フォーブル・サントノーレのフランス共和国大統領官邸、エリゼ宮。おいそれとは入れない場所だが、そのお向かい88番地のLa Maison Elysée(ラ・メゾン・エリゼ)は万人に開かれている。ここはエリゼ宮のミュージアムであり、トリコロールグッズを販売するブティックであり、2階にはエリゼ宮とその中庭を眺められるカフェが設けられている。ここはエリゼ宮の厨房からインスパイアされたキッシュあるいはパテ・アン・クルートのランチセット(18ユーロ〜)、そしてパティスリー(12ユーロ)が味わえて、胃袋でエリゼ宮体験ができるのだ。

左:文化遺産の日など特別の時に公開されるエリゼ宮。 右:メゾン・エリゼ。カフェへの階段。photography: Mariko Omura
パティスリーはエリゼ宮のシェフであるMOFでボキューズ・ドール受賞者ファブリス・デヴィーニュがパティスリーチームとともに共同で作り上げていて、中には毎日の数量が限定というパティスリーも。それは季節の素材を用いた特別な逸品ゆえだからだ。春の到来を祝って、4月7日から新しいパティスリーがメニューに加わった「Marianne :Promenade dans le Parc(マリアンヌ:公園の散策)もそのひとつ。ロゼ・シャンパーニュを染み込ませたビスキュイが中心をなすパティスリーでグロゼイユの甘酸っぱいコンフィやフランボワーズ、グロゼイユ、紫蘇のシロップ......ライム風味のホワイトチョコレートに包まれ、上にはクリーミーな香りのシャンティに飾られている。軽やかで、まるで宮殿の春の庭を散歩しているような気持ちになれる爽やかで軽い味わいが魅力だ。パティスリーは全てイートインとテイクアウトが可能。

春の限定クリエイションのマリアンヌ。12ユーロ。シャンパンとセットしても。photography: Kmmo
カフェの後、あるいは先に地上階奥のミュージアムを覗いてみよう。私たちが知ることのできないエリゼ宮を身近に感じさせる構成である。エリゼ宮を擁する18世紀初頭に建築されたエヴルー侯爵の宮殿の誕生からいまに至る歴史をわかりやすく語るイマーシブな映像、歴代の大統領がオーダーした家具やマクロン大統領が他国から受けとった外交ギフトの展示などが鑑賞できる。エントランス入ってすぐのオフィシャルブティックには、フランスの名品が揃えられていてショッピングの楽しみも!

左:ミュージアムスペースで開催中の特別展。 右:左に見えるケースの中は、ポンビゥー元大統領夫妻がオーダーしたピエール・ポーランの家具を展示。これらの家具は国家の家具保管所であるモビリエ・ナショナルの所蔵だ。

左:美しいフレンチ・アール・ドゥ・ヴィーヴルを自宅に再現! 右:パピエ・ティーグルのトリコロールの鉛筆は1本3ユーロ。photography: Mariko Omura

左:おなじみビーボトルに納められた特別なオードパルファムは「Jardin de l'Elysée」。 右:スイーツ類もトリコロールで。photography: Mariko Omura
88, rue du Faubourg Saint-Honoré
75008 Paris
営)11:00~18:30(カフェ 11:00~18:00)
休)日、月
https://www.elysee.fr/maison-elysee
@maisonelysee
★Google Map
editing: Mariko Omura





