チェックインからロックの世界、
ロックンロール博物館のようなホテルです！
「Hard Rock Hotel Macau（ハード・ロック・ホテル・マカオ）」マカオ／中国

「シティ・オブ・ドリームス」の中にあるホテルの全景

　近年のマカオは、カジノや大型ホテル、ショッピングモールなどで知られる一大エンターテイメント・アイランドと化しています。ポルトガルの植民地だった頃の面影を残す素朴なコロニアル街は、残念ながら、現在は少なくなってきています。でも、反対に開発の波は最高点に達し、10数年前から始まった大型ホテルやショッピングモールの建築は今も尚続いているのです。

（左）オリジナリティ溢れるロビーのカウンター（右）ロビーに飾られたロックな部屋のモデル

エレベータホールの大型写真、この階は「エルトン・ジョン」

　ロビーや各階のエレベータホールにも様々なロック関係のグッズが飾られ、中には超レアものもあり写真を撮る人も見かけます。また、ディープ・パープル、ボン・ジョヴィ、キッス、Ｕ２など、世界の有名ロック歌手のステージ衣装や愛用のギター、マイケル・ジャクソンがステージで使用した手袋など、貴重な品がロビーのガラスケースに展示されています。まさにここは「ロック博物館」のようなのです。

「ロックスター・スィート」のひとつ、「ジャッキー・チュン・スィート」のサロン

（左）「ジャッキー・チュン・スィート」のベッドルームとバスルーム

アメニティもロック系

　若いスタッフもカジュアルなムードを醸しだし、制服はコットン・シャツにコットン・パンツという服装です。ラフな対応に最初はちょっと驚きますが、慣れてしまえば問題なし。インテリアデザインや家具などは、さすがに個性派ホテルとして特注品揃い。見ているだけでも面白いです。館内にはスパもあり、名前も「ロック・スパ」でした！ もちろんカジノは中心的な存在で、ホテルからは通路で繋がり隣接しています。
「City Of Dreams」にはすべてが揃い、施設内でカジノやショッピング、レストランなどを楽しみながら、マカオを完結できるのです。見逃せないのは、エンターテイメント施設のひとつである「Dancing Water Theater」という大型劇場の存在で、水と舞踊の素晴らしいショーが楽しめます。一歩も施設を出なくても、非現実の世界で大いに遊ばせてくれますよ。（K.S）