先日、人生初の手術と入院を体験。
思わぬ、望まぬ旅先で待っていたのは、
ぽっかりと空いた無力な時間と、それを容赦なく埋めてゆく不安と痛み。
たった数日ではあったけれど、病室の1角に与えられた自分の基地を
少しでも心安らぐ場所にしたい一心であれこれ持ち込んだ中、
何より効き目を発揮したのが「香り」だった。

4人部屋では空間を香らせるのは無理なので、
入院中はエッセンシャルオイルを染み込ませたティッシュを忍ばせたマスクを食事以外、ほぼ24時間装着。
普段なら息苦しくてとてもやってられないベッドの中でも外さなかったほど、そのマスクは心の拠り所となってくれた。
帰宅後は、ここぞとばかりに自室を好きな香りで満たす毎日。
特に、以前から好きだったインセンスにいたっては部屋の空気が白濁するほど鬼焚きしている。

ということで、入院中と退院後のヘビロテアイテムをご紹介します!(前置きながっ)

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上から時計回りに、
愛用を超えて溺愛してるのが、世界中の自然素材から抽出されたエッセンシャルオイルを日本の感性でブレンドしたフレグランスヘアオイル
Diffar」の「41504 Japanese Citrus」。
ヘアオイルとして秀逸なだけでなく顔や身体にも使えるので、
手にとってまずは鼻の下にひと塗りするのがマイルーティン。
鼻の穴が2倍になるくらいガボッと吸い込むと、
柚子や山椒、ヒノキなどの芳香がブワっと脳みそにまで広がる心地。
香りもさることながら、ボトルがまた素敵。見てるだけで元気が出るのです。

山形の出羽三山を拠点にした香りのブランド「トワ インセンス」のお香は、
出羽三山の聖地の水を使って練り上げたという製法からして霊験あらたか。
三山のひとつ、月山をイメージした「リュンヌ」は、
インド・マイソール産の最高級白檀をベースに、産地の異なる3種の白檀をブレンドしているそう。
背筋が伸びるような高貴さがありながら、優しく包み込んでくれるような慈愛も感じる、菩薩感(?)あふれる香り。
瞑想はできない自分だけど、やったらこんな心地になれるのかもと思わせてくれて、朝に夕に焚いてます。

エッセンシャルオイルのストックで欠かしたことがないほど好きなゼラニウム。
ティッシュの肌に触れない部分に染み込ませてマスクに装着する香りのスタメンで、入院中はそれこそコレと一緒に寝たくらい頼りまくり。
アロマの本場ドイツ生まれの「プリマヴェーラ」の「ゼラニウム bio」は、ピンキリあるエッセンシャルオイルの中でも上質かつ安心して使えるので最近はこれ一択です。

ミントじゃなくてあくまでもハッカと呼びたい。
字面からしてスッキリ爽快な「ハッカ油」は、
北海道物産展でお馴染みの北見ハッカ通商の看板商品。
愛用歴から言ったらこれがダントツで長く、かれこれ25年以上は使い続けてます。
ちょっとした頭痛や肩こりだったらひと塗りするだけで治っちゃうほどの
グッジョブアイテムなので、ポーチの中にも常備。

コントリビューティングエディター。好きなものは、キンキンに冷えた泡の出る飲み物。苦手なものは、いきなり跳ねる生き物と東西南北。

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