フレンチ定番のレンズ豆のサラダを少しアレンジしてみました。ふんわりとしたキヌアを入れてみたら、サラダはより軽やかに。そこにザクロを加えたら、途端に華やかな印象のサラダになりました。ジョージアやモロッコを思わせるようなエキゾチックな雰囲気を纏ったよう。

合わせたワインはパリ生まれの醸造家マリー・ロシェのロゼワイン。2018年にデビューするなり、パリやヨーロッパで大ブレイク。ワインの名前「ヴァルスーズ」は自由な価値観を持って生きる若者を描いたベルトラン・ブリエ監督の同名の映画から名付けられたもの。そして、ピチピチと跳ねるワインの泡はエチケットのようにワルツを踊っている人を連想させてくれるような味です。

サラダにロゼワインを合わせたら、おしゃべりも止まらなくなりそうです。

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ザクロとレンズ豆、キヌアのサラダ

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鮮やかな紅色が美しいザクロ。美肌効果や細胞を元気にしてくれる力も。

<材料2〜3人分>
ザクロ 1/2個
レンズ豆(仏ピュイ産 または茶色の皮付き) 100g
キヌア 50g
赤玉ねぎのみじん切り 大さじ2
くるみ 3〜4かけ
葉野菜(今回はわさび菜) 適量

オリーブオイル 大さじ3
ワインヴィネガー 大さじ1
塩 小さじ1/3
こしょう

<作り方>
1. ザクロはほぐして実を取り出しておく。
2. レンズ豆はピュイ産のものならば一度ゆでこぼす。茶色のものは水洗いする。2カップの水に入れて20分ゆで、ざるにあける。
3. キヌアは目の細かいざるに入れてさっと洗う。鍋にキヌア、水1/2カップを入れてふたをして、沸騰するまでは中火、沸騰したら弱火にして10分炊き、火を止めて5分蒸らす。
4. ボウルに粗熱が取れた2と3、赤玉ねぎ、*を加え混ぜる。しっかりと冷めたら、ザクロ、くるみ、食べやすくちぎった葉野菜を加えて混ぜる。

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ワインを「art de la table」と捉えるマリーのワイン名は映画や音楽から名付けられている。

フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano  料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir

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