【アーカイブ】普通の会社員が「したい」を見つけて起業するまで。

Society & Business 2023.07.12

新しい時代の、美しく豊かな働き方を考えるコミュニティ、フィガロジャポンBusiness with Attitude（BWA）では、毎月1回、より良い明日を創るために、美しく豊かに働く女性の取り組みを紹介するオンラインセミナーを開催しています。

「普通の会社員が“したい”を見つけて起業するまで。」と題し、6月29日に開催された第13回定例セミナーのゲストは、8年間会社員として働いた後、ウガンダで井戸の維持管理システムSUNDAの普及に取り組む会社Sunda Technology Globalを作った、坪井彩さんです。

アフリカで起業した女性、と聞くと幼少期から目標に向かって燃えてきた人を想像するかもしれませんが、坪井さんは少し違います。「将来の夢を聞かれても困っていた」と言う彼女は、ウガンダがどこにあるのかももともとは知らなかったそう。セミナーでは、起業をしてアフリカの水問題を解決すると決意するまでの心の変遷を話してくれました。その過程では、うれしい時、悲しい時、なぜそう感じているのか自分自身に耳を傾けてきたと言います。「忙しいとよくわからずに過ぎていってしまうから」と言う坪井さんの言葉は、まさに仕事や生活に日々追われながらも何かを変えたいと思う私たちに響くのではないでしょうか。

今回のセミナーは、坪井さんが暮らすウガンダと繋いでリアルタイムで配信を行いました。素朴な事務所を背景に、坪井さんの笑顔が弾けています。

「まったく夢がないところから、やりたいことに出会えたこれまでの過程に感謝しています！」
小さな一歩を積み重ねてきた坪井さんの言葉から、天職を見つけるヒントがもらえるかもしれません。

Sunda Technology Globalは2023年7月13日（木）までクラウドファンディングを実施中！ウガンダ国内でのSUNDA導入エリアの拡大を進め、より早く「水に苦しむ人をゼロに」するために、ぜひご支援ください。
「アフリカで水に苦しむ人をゼロに！住民待望の井戸管理システム拡大へ」

坪井彩（つぼい・あや）：株式会社Sunda Technology Global代表取締役CEO。京都大学大学院で気象学を学んだ後、2013年パナソニック株式会社に就職。18年、社内プログラムの一環でJICA海外協力隊としてウガンダに赴任。現地で井戸管理の問題に取り組む中で、モバイルマネーを活用した井戸水の従量課金制度システムの着想を得る。21年、パナソニックを退職。ウガンダに渡り、Sunda Technology Globalを起業。現地のエンジニアらと協力しながら、システムの構築・普及を目指す。https://www.sundaglobal.com/

■BWA定例オンラインセミナー受講者募集中！

新しい時代、美しく豊かな働き方を一緒に考えてみませんか？
フィガロジャポンBusiness with Attitude事務局では、毎月1回、自分らしく楽しく、周りの人や社会にも良いインパクトを与える働き方を実践する女性たちの取り組みを紹介しています。セミナーの詳細は以下「詳細を見る」からチェックして。

詳細を見る

text: Naoko Hattori