エストネーション×フォーク、医療現場の新しいユニフォームを発表。
Society & Business 2026.03.06
朝、仕事に向かう前、鏡に映る自分を見て、少し気持ちが上がる服ーー毎日袖を通す仕事着が、そんな存在だったらどうだろう?
エストネーションと医療用ユニフォームメーカーのフォークが、医療現場で働く女性たちの背筋をそっと伸ばす、新しいおもてなしのユニフォームを開発した。

仕事の服は、機能性が第一。そう割り切ってきた人も多いかもしれない。けれど一日の大半を過ごす装いが、ただの作業着ではなく、気持ちを切り替えるスイッチのような存在になったら? そんな問いから生まれたのが、エストネーションとフォークによるコラボレーションプロジェクトだ。
舞台は医療現場。患者を最初に迎えるフロントスタッフやコンシェルジュは、いわばクリニックの顔であり、接客のプロフェッショナルでもある。緊張感の漂う空間で安心感を届ける役割を担う彼女たちに、ファッションの視点から何ができるのか。約2年の歳月をかけ、両社はユニフォームを一から共同開発した。
特徴的なのは、「お辞儀の美しさ」まで設計に組み込んだこと。胸元が気にならない安心感と、デコルテがすっきり見えるVラインをミリ単位で調整。日常の所作が自然に美しく見えるよう工夫されている。

また、役割ごとにデザインを最適化。受付向けには、座った姿も華やかに映るペプラム仕様を。事務やカウンセラー向けには、院内を移動しやすい直線的なラインと機能的なポケットを配置するなど、働き方に寄り添った設計がなされている。


袖を通した瞬間、自然と背筋が伸びる。鏡に映る自分に、少し自信が持てる。そんな感覚を後押しするのが、エストネーションらしいミニマルで洗練されたシルエットだ。
デザインのバリエーションを増やすのではなく「誰が、どんな場面で着るのか」を徹底的に想像したという開発担当者の言葉にも、その姿勢が表れている。

株式会社エストネーション 商品部部長 多田かずみ
このプロジェクトの出発点にあるのは、仕事の時間も人生の大切な一部だという考え方。忙しい毎日のなかでも、着るものひとつで気持ちが整う。毎日何気なく選ぶ一着を、少しだけ意識してみる。そんなきっかけとして、このユニフォームの物語に触れてみてはいかがだろう。
text: Ayumi Yasuda(Routusworks)




