持続可能な世界への思いを、言葉に託して挑戦する女性たち。【BWAピッチコンテスト2026リポート】
5回目を迎えたフィガロジャポンBWAピッチコンテスト。7月22日、有楽町のTokyo Innovation Base(TIB)にて10組のファイナリストとゲストスピーカーがその思いを語った。
▶︎【BWAピッチコンテスト2026リポート】持続可能な世界への思いを、言葉に託して挑戦する女性たち。
いま必要なものを子どもたちへ。平時と災害時を繋ぐ、支援プラットフォーム。【ドリームアワード:古井菜月】
職人技術に、新しい市場を! 鋳造機械メーカーを継ぐ3代目姉妹の挑戦。【プロフェッショナルアワード:吉田舞衣・優衣】
鳥獣被害対策×女性の貧血ケア、そして里山の環境保全にも貢献。【オーディエンスアワード:森脇香奈江】

東京・有楽町のTIBを舞台に、白熱したプレゼンテーションが繰り広げられたBWAピッチコンテスト2026。コンテストの対象となるドリーム部門、プロフェッショナル部門各3組に加え、今年新設した社内起業部門4組と、ゲストスピーカーが登壇。キャリアも職種も異なる女性たちが熱い思いを5分間に込めた。
スタートを飾ったのは社内起業部門によるピッチだ。JR東日本パーソネルサービスの小西好美、プーマ ジャパンの梶岡梨花、日本航空の堀江優花、千總文化研究所の加藤結理子は、いずれも歴史ある企業の中で新基軸を打ち出したプロジェクトを、ゲストスピーカーのエクスプローラ ジャーニー森田千里は一歩進んだクルーズ旅の形を提案。既存の枠組みや世間の前提に向き合う姿勢がオーディエンスの関心を引いた。
続いては、社会や日常課題に対する問題意識と実現への意志を持つ、創業前から創業1年以内の女性を対象としたドリーム部門のピッチ。現役大学生の竹中弥来は亡き祖母の家の整理をきっかけに空き家と思い出の品に履歴書を付けて次の所有者へ繋げるビジネス、リファミリーを考案。外資系企業に勤める古井菜月は災害時と平時の双方向で子どもへ支援物資を届けるサービス、トドケ フォー キッズについて発表した。会社員と東京藝術大学大学院での経験を糧にディグロを立ち上げた宮原朱琳は、アーティスト向け資材循環プラットフォームによりモノとヒトの出合いの創出を目指す。
プロフェッショナル部門は、すでに事業を始め、社会との接点を持ちながら継続的に活動している女性が対象だ。島根県に移住した森脇香奈江は、有害鳥獣とされるイノシシを鉄不足に悩む女性のための食肉として活用するフェミーツを設立。老舗鋳造機械メーカーの3代目姉妹、吉田舞衣・優衣はコロモ スタジオを立ち上げ、職人技術の再生に取り組む。皮革製造の老舗、西本の𠮷原ステファニーは、規格外の革を小ロットで提供するサービスを展開。売り上げで子ども食堂を支援する。目の前で困っている人を助けることが、互いの笑顔と幸せに繋がる―それぞれがそんな原体験を持ち、社会課題に取り組む6組の挑戦者たちは、すべてのオーディエンスに勇気を与えた。
5 minutes Pitch




Special Session


Social Gathering
登壇者も応援者も、楽しく語らう交流会。

Community
ピッチの先輩が、ファイナリストをサポート。

Special Thanks
女性たちの挑戦に寄り添う、企業からの協賛。

Business with Attitude(BWA)とは?

フィガロジャポンが大切にしている自分の感性や美学で何げない日常を楽しむ「アールドゥヴィーヴル」という価値観をもとに、日本の女性の働き方やライフスタイルをもっと多彩に豊かにしたいと、2021年から始まったプロジェクト。3つの活動を軸に展開。
⚫︎ BWA Award
「こうあるべき」に囚われない、自分らしい働き方、ライフスタイルを通して、社会に良いインパクトを与える女性を有識者審査員とフィガロジャポン編集部が表彰。2026年も、多彩なジャンルで活躍する女性たちのなかから次世代のロールモデルを選出し、27年1月号(26年11月20日発売)にて発表予定。
⚫︎ Seminar & Workshop
毎月1回開かれる定例オンラインセミナーでは、より良い明日を目指して多様な働き方を実践するロールモデルの活動や、豊かに働くためのティップを紹介。登壇者と視聴者がともに考え、学び合い、応援し合えるコミュニティの構築を目指す。フィガロワインクラブと連携したイベントも開催予定。
⚫︎ BWA Pitch Contest
2022年からスタートしたビジネスコンテストで、日常の課題にアプローチし、美しく豊かな暮らしと社会をもたらすビジネスアイデアを募集。事業規模ではなく、各人の起業の物語にフォーカス。受賞者のビジネスの発信をフィガロジャポンがサポート。25年には6組のファイナリストから3組が受賞。
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- photography: Aya Kawachi
- makeup: Team Athlete Beauty
- text: Junko Kubodera
*「フィガロジャポン」2026年10月号より抜粋