Paris City Guide - Eat Restaurant

パリ16区でピサラディエールを! ブラッスリー「ロージィ・ジョリ」で味わうニースの食卓。

2026.07.28

最寄りの地下鉄駅はトロカデロ、ボワシエール。16区のこの界隈に食事にゆく機会があまりないという人も、気を引かれるブラッスリーが誕生した。750平米の空間に250席のRosie Jolie(ロージィ・ジョリ)だ。“パリ・ニース”と謳うブラッスリーで、インテリアも籐の椅子やプロヴァンス地方のファブリックなどを生かして、軽快で明るくまとめられている。

パリ16区にオープンしたRosie Jolie。南仏気分たっぷりの内装だ。photography: Thetravelbuds

前菜にはアンチョビがアクセントの玉ねぎのタルトであるピサラディエールがあり、アイオリソースにディップするひよこ豆のペーストのフライであるパニスがメニューに見つかる。そしてメインにはニース名物の野菜のミニファルシ、ホームメードのピストゥのリングイネ……必要な材料はニースから取り寄せている。パリにいながらにして、リヴィエラを旅した気分がたっぷりと味わえるのだ。もちろんパリにあるブラッスリーであるから、ウフ・マヨネーズ、フライドポテトをそえたリブステーキ、イル・フロッタントやミルフィーユなどお馴染みの料理も。

ピサラディエール。photography: Thetravelbuds
ニース風野菜のファルシ。photography: Thetravelbuds
ホームメイドのピストゥのリングイネ。photography: Thetravelbuds
ウフ・マヨネーズやジャンボン・ドゥ・パリのコキエットといったパリのブラッスリーに欠かせぬ味も。photography: Thetravelbuds
ブラッスリーといってもビールより、いまの時代はカクテル! photography: Thetravelbuds

このユニークなブラッスリーを仕掛けたのは、食べることに情熱を燃やすジュリエット・セルダンとケヴィン・カラドゥックによるブラッスリー・ア・ラ・モードというグループ。ビジネススクール卒業後、パリに21世紀のイタリア料理を流行らせているビッグ・ママ・グループで働いた二人が、いまの時代の感性に訴えるブラッスリーづくりを目指して2年前に起業したのだ。グループはバスティーユにLe Rosie(ル・ローズィ)、10区のボンヌ・ヌーヴェル地区にRosie Lou(ローズィ・ルー)を開き、そして3軒目がこのローズィ・ジョリである。若い二人がエネルギッシュに展開する“新ブラッスリー”。早くも4軒目の冒険を期待したくなる。

パリでニースが味わえるブラッスリー。photography: Thetravelbuds
店内にてジュリエット・セルダン(左)とケヴィン・カラドゥック。photography: Thetravelbuds
INFORMATION
Rosie Jolie|ロージィ・ジョリ〈16区|トロカデロ〉

住所:

38, avenue Raymond Poincaré 75116 Paris

 営:

12:00〜14:30、18:45〜22:30(月〜木)、12:00〜14:30、18:45〜23:00(金)、12:00〜15:00、18:45〜23:00(土)、12:00〜15:00、18:45〜22:00(日)

 休:

なし(夏期休暇8月3日〜8月23日)

大村 真理子

madameFIGARO.jpコントリビューティング・エディター

東京の出版社で女性誌の編集に携わった後、1990年に渡仏。2006年から「フィガロジャポン」パリ支局長を務めた後、フリーエディター活動を再開。主な著書は『とっておきパリ左岸ガイド』(玉村豊男氏と共著/中央公論社刊)、『パリ・オペラ座バレエ物語』(CCCメディアハウス刊)。

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