裏テーマはダンス! みんな踊ろう。

Lifestyle

「おしゃれは身体表現のひとつ。」というタイトルに込めた想いは、ダンス愛です。単にカッコよく見えるからではなく、動く時の服の見え方、揺れ方、動きやすさ、華やかさなど、服とカラダを動かすことは密接です。誰もがそのことを感じてとってはいるけれど、いざ言語化したり理論的には考えないですよね。ファッションデザイナーのなかには舞踊にインスパイアされる人、コリオグラファーとコラボする人が多数。ラグジュエリーメゾンが舞台やバレエを支援することもしばしば。服飾とダンスは切ってもきれない深い繋がりがあると考えました。

青い空に真っ赤なニット。プラダが醸すムードはどこかシアトリカルで、鮮やかです。このファッションストーリーは北海道でロケをしました。表紙Reach for The Sky版です。

坂口健太郎さんにご登場いただいた増刊号Looking Far Away版。10月31日から公開される柚月裕子さん原作の映画『盤上の向日葵』に主演なさっている坂口さん。どこか遠くを見つめる眼差しに、SNSのコメントでも「カッコいい!」という言葉をたくさんいただきました。韓国のファンからの愛のメッセージも多かったです。

パリ・オペラ座のエトワール、オニール八菜さんにオペラ座の廊下や階段でバレエのポーズをしていただきました。纏っているのはシャネル。服の見せ方までエトワールの表現は美しいのです。

子どもの頃からダンスを習っていた俳優の石橋静河さんもモードの表現が巧みです。シルエットに個性がある服を着ていただき、服がいちばん躍動的に見えるポーズをとっていただきました。

今シーズンはシューズも華やか。だから、まるで30年代のアメリカのミュージカル映画のような軽妙なイマジネーションでクリエイティブスタッフたちは臨んでくれました。

今号はファッション大特集ですから、モードストーリーが何本も。ディオールのストーリーには儚くも力強い二面性を表現するようなイメージで八木莉可子さんが出演。透ける光の中に溶けこみそうです。こちらは、マリア・グラツィア・キウリのディオールでの最後のショーのもの。このコレクションはローマの邸宅で行われた圧巻の舞台でした。

今号の短期集中連載アールドゥヴィーヴルへの招待のテーマは「フレンチシックな食卓。」

アペロ以上ディナー未満の食スタイルについてなど、現在のパリでトレンドになっていることにも触れています。ここで触発されたら、ぜひフィガロマルシェへ! フィガロジャポンが買い付けたパリの蚤の市で発見したとっておきが購入できる企画です。

昨今、メゾンの展覧会が増えていること、ファッション展がのきなみ来場者であふれかえっていることはひとつまえの「アート&クラフト」号でもお伝えしたとおり。

ファッションや宝飾の先には物語があります。どう表現するか、それを纏う人の身体が服というアートをより素敵に見せて、纏う人の内面までも深く表現する。そんなインタラクティブな化学反応にワクワクします。

フィガロジャポン編集長 森田聖美

編集KIM=編集長森田聖美 2024年よりフィガロジャポン編集長。フィガロ歴約30年。旅、ファッション、美容、カルチャーなど、現場時代はマルチで担当。多趣味だが、いちばん大切にしているのは映画観賞。格闘も好きでMMAなどよく観戦に行く。旅は基本的にひとりで行くのが好み。チミーグッズをこよなく愛する。

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この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/series/latest-issue-introduction/251024-figaro2512.html