ケイト・ブランシェット、香りの記憶を辿る。

Beauty 2017.04.23

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オスカー女優のケイト・ブランシェットといえば、抜けるような肌の白さが印象的だ。
「オーストラリアで育った私は、家の上空にあるオゾン層の大きな穴が怖くて、日光に当たるのを避けていたわ。私の肌はずっと青白いのだけれど、学生の頃はそんな考えは流行ってなくて、いかに恰好よく日焼けするかに誰もが夢中だった」と、ケイトは英『Stylist』誌に対して語っている。
「そういう美学に対して、私は全くのアウトサイダーでとても入っていけなかった。それで考えた挙句、ゴススタイルを取り入れることにしたの。これなら、肌の白さを肯定的に主張できるから」

ケイトのファッションと美容については、母ジューンの影響が強いようだ。ジョルジオ アルマーニの香水"Si"の広告の顔を務めているケイトだが、舞台であれ映画であれ、彼女にとってフレグランスは演じる役柄に入り込むための頼もしい小道具であり、それを気付かせてくれたのは母親だという。
「母が香水をつけていたことで気付かされたことがあるわ。母のワードローブに入ると必ず母の匂いがしたし、母のコートを借りれば母の香りがしたものよ。香りは思い出に満ち、その人を思い起こさせる力があると感じたわ。それで私にとって香水は、ある人の人生に近づく手掛かりとなったの」
母親が着飾るのを見るのが大好きだったというケイト。父親はケイトが10歳の時に心臓発作で亡くなっており、それ以降は母親が装う機会は減ってしまっただけに、香りの記憶は強く印象に残っているとケイトは述懐している。

©︎Cover Media/amanaimages

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