華やかメイクに欠かせない、携帯必須のアイテムは?【CAだけが知っている!?とっておき美容vol2】
Beauty 2024.12.13
勤務時間が不規則で、多忙な生活をおくる、航空会社のキャビンアテンダント(CA)。忙しい毎日のなかで「キレイを保つヒミツ」とは......? 現役CAや過去のCA経験者に聞く注目の連載、第2回は外資系航空会社に勤務するAWさんに、お仕事中のメイク法を教えて頂きました。
今回紹介してくれたCA:AWさん
2015年からキャリアをースタート。国内のMCCに4年半在籍したのち、現在は外資系の航空会社に勤務。月1回の10時間を越えるロングフライトのほか、日本と台湾の行き来が多い。美肌をキープする秘訣は「たっぷり睡眠を取ること」。
乾燥する機内では「下地選び」がとても重要!?
長距離フライトでは、10時間以上も乾燥する機内で勤務が続くAWさん。お仕事中のメイクで重視することは、「保湿力が持続する下地選び」といいます。
「いろいろ試したなかで感動したのが、カネボウの『ヴェイル オブ デイ』でした。すごくしっとりしていて、長時間乾かないんです。SPF値が高く、紫外線防止効果優秀な点も頼もしい。それでも乾燥してきたら、前回の記事でご紹介したスプレータイプのオイルインミストを、上からシュッと重ねます」
ミストを重ねると、ファンデが崩れてきませんか? とたずねてみたところ、「実は私、ファンデーションを使っていないんです。機内ではこの下地のみです」という回答が。もともと肌がきれいなAWさんではありますが、お客さまの前でファンデを使わないとは驚きです。
「機内は暗いので、肌自体はそんなに目立たないと勝手に思ってまして(笑)。それより乾燥や、化粧崩れのほうが気になるんです。ただし、ノーファンデだとのっぺり見えがちなので、ハイライトは欠かせない存在。ディオールの『バックステージ フェイス グロウ パレット 004』は、自然なツヤ感が好きで、Tゾーンや眉下にふんわりぼかしています」
機内の照明だと、この絶妙なツヤ感がいきいきとした印象を際立たせてくれるそう。同僚のクルーにも人気で、「いま使っているのは何?」とたびたび聞かれるといいます。「特に海外在住のCAは、日本の空港に来ると免税店に同じものを買いに行くほど、私の周りでは人気のハイライトです」
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「華見え」に欠かせない、赤のリップは3本常備!
もうひとつ、機内で華やかに見えるメイクのポイントは、血色感を高めるリップ。AWさんの愛用品は、シャネルの「ルージュ アリュール 99」、鮮やかな赤のリップです。
「暗い機内では顔色が悪く見えがちなので、CAはピンクや赤を選ぶことが多いんです。『ルージュ アリュール 99』は、暗すぎず、明るすぎず、ほどよい血色感が好きで3本常備しています。落ちにくいティントリップを愛用するCAも多いですけど、私は唇が荒れやすいので、このリップのなめらかな感触も気に入っています」
お気に入りとはいえ、なぜ3本?と聞いてみると「ときどきなくすので(笑)」とAWさん。ササッと塗り直せるように、制服のポケットに入れていると、いつの間にかなくなってしまうそう。勤務中はスペアをポーチに入れているそうです。
「お客さまの前に立つときは、なるべく血色がよく健康的に見えるカラーを選んでいます。ファンデを使わなくても、このリップのように発色のよいものを使うと『メイク感』が出るんですね。上からミストで保湿しても崩れにくく、私はこの方法が気に入っています」
そのかわり、オフの日に同じメイクで出かけると、「友人に"CAっぽいメイクだね"と言われるんです」と笑うAWさん。それだけ「きちんと感」が演出できている証拠かもしれません。シンプルだけど華やかなメイクテクは、働く女性の参考になりそうです。
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Interview & text: Namiko Uno