SNS時代の人気フォトグラファー、RKの個展が開催。

東京・渋谷のカルチャー発信地「DIESEL ART GALLERY（ディーゼルアートギャラリー）」では2月28日（金）から5月21日（木）まで、アジアを中心に活動するストリートフォトグラファー、RK（アールケイ）による個展『NEOrient（ネオリエント）』を開催する。

中国・重慶市で撮影された作品。© RK

街頭と電柱ばかりが目立つ人気のない商店街を白いドレスの女性が歩いていて、その向こうにはびっくりするくらい巨大な富士山がそびえている――そんな写真をインスタグラムで見たことはないだろうか？

この写真を撮影したのは、写真、グラフィックデザイン、DJなどマルチに活躍す日本人アーティスト、RK。2013年にランニングクルー「AFE TOKYO」の専属iPhoneフォトグラファーとして一躍注目を集める存在に。その後、一眼レフに切り替え、『秋葉原のおじいちゃん』『台北大橋のバイク』など数々の代表作を生み出した注目のアーティストである。

山梨県・富士吉田市で撮影された写真。インスタグラム公式でも取り上げられ、RKの名は広く知られるようになった。© RK

練りに練った構図でストリート、建造物、自然などを幻想的な色彩で切り撮るRKの作品は、日本に留まらず多くの海外メディアにも取り上げられ、インスタグラムのフォロワー数は20年2月現在で約44万人。『NEOrient』展では、RKのこれまでの代表作や未発表の新作を展示・販売するほか、カタログやTシャツ、ポストカードなど展覧会限定オリジナルグッズも販売する。

中国・貴州省で撮影された作品。© RK

代表作のひとつ、『台北大橋のバイク』。© RK

 

RKは1982年茨城県生まれ。2013年よりiPhoneのみを使用した撮影とエディットを開始。グラフィックデザイナーやDJとして活躍しながら、本格的にフォトグラファーの道へ進む。インスタグラムでは密集感のある写真を発表し、絶大な支持を得る。2018年4月よりフリーランスに転身。さまざまなジャンルのブランドとのコラボレーションも行い、アジアを中心に精力的に活動中。www.rkrkrk.tokyo